◆2021年4月3日(土)
前回の赤城山は昨年9月。
「午前中は晴れる」との予報を信じて
もちろん登山は中止!
そして、今回も・・・!!
「こんなはずじゃなかった」となってしまった。
■9時00分
前橋に着いても赤城山はぶ厚い雲の中。
先にアカヤシオの丘に寄ることにした。
ズバリ見ごろでしょう!
今回の赤城山はお花見メインだったので
これには満足。
ただ思ったよりも規模が小さかった。
桜も満開。
ここまで来る道すがらも
とてもきれいに咲き誇っていた。
アカヤシオの丘の駐車場の向かいに
レトロな型の車輌が2つ。
その隣には「骨董品」の立て看板が。
「これ、骨董品なの???」
■9時40分頃
赤城白樺牧場近くまで登ってきたが、
「なんじゃこりゃーーー!!」
ガスはどんどん濃くなる一方。
異世界に行ってしまいそうではありませんか!
天気予報、またも外れたり。
前橋は晴れる予報だったはずでは??
■10時00分
とりあえず空の様子を見ようと、
覚満淵を先に散策することにした。
古い木道の横に新しい木道が出来ていた。
「つまんない・・・」
「せめて足元にお花でもあってくれれば・・・」
でも、まだ、その時期ではありません。
水鳥が水面を蹴る音と、
カエルの死骸があっただけの静かな覚満淵。
空模様は相変わらず。
とは言え、このまま帰るのも何なので、
まだ登ったことのない地蔵岳を
最短コース(片道約30分!)、
八丁峠から歩いてみることにした。
(当初の予定は黒檜山から駒ケ岳周回)
■10時40分
気温4度の小沼駐車場を出発。
この先、大胡へはまだ冬期閉鎖中。
5日(月)10時から開通なんだって。
■10時45分
八丁峠の登山口は階段からスタート。
■10時55分
「地蔵岳9」まで木段が続いた。
土の道と木段が交互に現れる登山道。
■11時05分
「地蔵岳8」
平坦な木道。
相変わらずガスで真っ白。眺望ほぼ無。
斜面にはツツジがいっぱい。
これが咲いたらきれいだろうなぁ。
火山岩の道に変わった。
「電波塔!」
もう山頂かぁ。
山頂は「地蔵岳7」でした!
■11時10分
地蔵岳の山頂に到着。
ガスです!とにかく、ガスガスです!
奥に行ってみると国土交通省やテレビ局、
たくさんの電波塔が霞んでいた。
山頂にあったトゲトゲの木には
かわいい赤い実がなっていた。
帰宅して調べてみたら、
トゲがあってへびも登れないことから
「ヘビノボラズ」って名前で、
メギ科(別名コトリトマラズ)の植物。
確かにこのトゲトゲは、
小鳥も止まれないし、ヘビも無理!
基本、眺望はなく、真っ白なガスの中。
でも、たまーーに雲が切れて、大沼が見え隠れ。
下の写真が今日精いっぱいの眺望だった。
防寒着に身をつつみ、軽い昼食をとる。
「黒檜山を、濡れた岩肌に神経を使いながら
登ったところで、あの雲の中だったかぁ」と
思うと、今日は地蔵岳で良かったのかな。
赤城神社。
「昔の土砂崩で繋がって、今の半島みたいな形に
なったんだよ」って
近くのおじいちゃんが孫に説明していた。
私も勉強になりました!
■12時15分
「地蔵岳」の名前のついた山らしい石碑群。
下山しよう。
山頂直下のケルンが気になったので
寄ってみたら小沼が見えていた。
ここもいい休憩ポイントじゃないですか!
小沼は大沼より100m少し高い地点にある。
まーるい形が火口湖らしい。
山頂付近はまだガスガスですね。
下山は小沼を見ながら。
平坦な木道。
登りの時は真っ白な世界だっただけに、
こんなに眺望があったんだと驚いてしまった。
気持ちのいい登山道だったんやね。
覚満淵だよね!?
斜面にぎっしりツツジ。
「9番」まで下りてきた。
私は濡れた木道の下りに緊張気味。
昨シーズンは、尾瀬の木道で滑って尻もちを
ついたところから始まったからなぁ。
今シーズンも木道の尻もちで始まるのだけは
避けたいところ(笑)
どんどん小沼が目線の高さに近づいてくる。
八丁峠駐車場が見えてきた。
■12時40分
八丁峠登山口に到着。
地蔵岳の木道の幅とゆるやかな段差は
歩きやすさ抜群だった。
■12時45分
小沼駐車場に戻る。
気温は1度上がって5度になっていた。
まだまだ寒い。
■13時15分
最後に赤城神社に寄って参拝。
「桐に菊に葵ーー!!!」
見慣れた家紋に目が釘付け・・・
「なんでこんなに並んでるんだ???」
社務所で登山御守りをいただいた。
よく見るとリュックサックのデザイン。
他にもデザイン性の高い御守りが
各種ありました!
今日は、この後、〆のイベントとして
赤城南面千本桜を散歩の予定だった。
ところが、豚熱が発生してしまい(殺処分作業の為)
千本桜は今日から立ち入り禁止に・・・
先日何気なく読んでいたニュースが
ここに関係してくるとは!
通りすがりに車からチラッと見えた
満開の千本桜の並木はすばらしく美しかった。
残念だけど、またの機会に、ですね。
■今回のコースタイム
【所要時間】約2時間5分
(休憩時間 約1時間5分含む)
10:40 小沼駐車場
10:45 八丁峠登山口
11:10 地蔵岳山頂(昼食)
12:15 下山開始
12:40 八丁峠登山口
12:45 小沼駐車場
■コース上のトイレ
小沼駐車場(ただし冬季閉鎖中)
ビジターセンターのトイレを事前に利用