◆2021年9月19日(日)
今日は、羅臼岳に登山!のはずが、
台風+低気圧の強風のため
現地集合のツアーが中止となってしまった。
(ヒグマが怖いのでツアーを申し込んでいた)
「さて、どうしよう?」
前日まで天気予報とにらめっこし、
天候が回復する大雪山に行くことに決定!
■9時10分頃
大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ駅に到着。
連休中日、天気も良い。
改札を待つ長蛇の列は階段下までのびていた。
(改札は2階にある)
■9時45分頃
やっと乗車。
「会いたいな~」
「そんな簡単に会えるわけないか・・・」
■10時10分
黒岳駅から先はトイレがないので要注意!
トイレに立ち寄ってからリフトへ向かう。
紅く染まる黒岳が見えてきた!
雲が早くとれてくれるといいんだけど。
紅葉したチングルマとエゾリンドウの上を
リフトでのんびり空中散歩。
■10時35分
リフトを下車してすぐの七合目ロッジで
入山届けに代表者記名をして、登山開始。
「すごい!完全に秋だー!」
リフトの帯とロープウェイ黒岳駅が小さい。
その奥の露出した岩肌は「層雲峡」。
■11時10分
八合目。
ベンチのみならず、そこかしこで休憩する人が
あまりに多く、こんな写真しか撮れず・・・
■11時30分
九合目。
下の方の紅葉は黄色が主役で、
まねき岩の下の紅葉は赤が主役。キレイだなぁ。
ドライフラワーがちらほら残ってる。
あと300mになった!
一瞬、視界から人が消えた時の一枚。
登山道はこの通り山頂まで
とても整備されていて、すごく歩きやすい。
この道の良さと、
山頂までコースタイム約1時間半の好条件。
今日はファミリーですごくにぎわっていた。
運動靴やジーンズの人も多く、
「登り優先」の山のマナーはどこ吹く風。
「何でこんなにガンガン下りてくるんだ???」
とツッコまずにはいられなかった (笑)
でも、そのおかげですれ違い待ちが多くて
楽に登れたよ。
黒岳駅から山頂までは
つづら折りの登山道が続くので、
基本、眺望は変わらない。
それでも、視界が開ける毎に
その広さと、色の美しさに感動するのであった。
そうこうしているうちに山頂が見えてきた。
「うげーーーっ!なんて人だっ!」
■11時55分
山頂に到着。
まあ、見えませんよね・・・
■12時00分
予報では、帰りにはこのガスはとれてるはず。
眺望もない激混みの山頂を出発する。
「もう、ガスガスやん・・・!!」
ところが、歩き始めて約5分。
急に雲が切れ、目の前に雄大な景色が・・・!
まわりからも「うぉーーー!すごい!」の声が。
登山道もなだらか。ウキウキしながら歩く。
山頂から奥は一気に静かになり、
登山をしています風の人ばかりになった。
白雲岳に北海岳だけ、名前が分かる。
山頂から15分程の岩場からは
思わず見惚れる景色が広がっていた。
まさにカムイミンタラ(=神々が遊ぶ庭)!
そして、この岩場で小さく聞こえてくる
「チッチッ」という鳴き声!
そう、私の大好きなナキウサギの声!
・・・お分かりだろうか?
ここ!○の中!
「きゃーー!ナキウサギー♡♡♡」
残念かな、これがスマホの限界。
この岩場でシャッターチャンスを狙っている
カメラマンさん達のようなレンズなら
かわいい写真が撮れるだろうなぁ。
こんなことなら、
久々に一眼レフを持ってくれば良かったかなーー
ずっとナキウサギ待ちをしてたいところだけど、
今日はお鉢まで行きたいので、歩き出す。
青空だし、ナキウサギも見れたし、上機嫌です。
■12時30分
テント場もある黒岳石室に到着。
携帯トイレブース(無料)、バイオトイレ
(500円)、売店などがあり、この時期は
管理人さんがいらっしゃるのでとても心強い。
今シーズンの営業は今日までなんだって。
内部を覗いてみた。
ここは1人2000円で利用できる。
■13時05分
石室で軽く昼食を取り、お鉢展望台へ再出発。
逆光で色がとんじゃっていますが、
とてもキレイです。
道も平坦だし、なんて気持ちいい場所なんだろう。
お鉢が見えてきたと同時に、硫黄臭が漂ってきた。
展望台までひと登り。
■13時40分
登りきると、ものすごいスケールのお鉢が
眼前に、どーーーーーん!!!
今までの紅葉に彩られた風景とは一転、
荒涼とした風景・・・でも、これも絶景!
大雪山の大きさや力強さを改めて実感する。
■13時50分
もう少しお鉢でゆっくりしていたいが、
帰りのロープウェイが気になるので
黒岳に引き返す。
2時間前までは雲の中だった山頂も今は青空の下。
「なんか、見え方が双六台地みたい」
そう言えば黒岳とお鉢平の間にある平坦な地形を
雲の平と呼ぶんだっけ。
黒部の源流域を思い出しながら歩く。
■14時20分
石室に戻る。
石室から見た黒岳山頂。
登山道右の岩場がナキウサギのお家です。
帰りにもナキウサギの姿を見ることができたよ!!
ミヤマリンドウが咲いていた。
相変わらず、山頂は人がうじゃうじゃしてる・・・
■14時50分
黒岳山頂。
行きには見れなかった眺望を楽しんで、
■14時55分
下山開始。
■15時15分
九合目を通過。
■15時25分
八合目を過ぎたあたりで、
目の前をシマリスが横切った♡
これ以上ない取り合わせ!!
■15時40分
七合目の標柱を過ぎれば、もうあと少し。
■15時45分
すぐに七合目ロッジが見えてきた。
登山口に到着。
朝書いた入山届に下山の○印を記入する。
■15時50分
リフトに乗車。
紅葉真っ只中!
■16時05分
おや?これは・・・?もしや・・・
ロープウェイ待ちの行列かいーっ!
去年のシルバーウィーク、
上高地で2時間半バス待ちで並んだ時の、
あの辛さが脳裏をよぎる…
■16時40分
やっと駅が見えてきた。
■17時10分
やっと乗車。
「去年(上高地)よりマシで良かった…」
■17時25分
黒岳駅内の売店をサクッとのぞき、
外に出たのはちょうど日没の時間だった。
昨夏、旭岳をロープウェイを利用して、
山頂までをピストンで歩いたが…
今日のコースの方が景色の変化に富んでいる分、
より大雪山の大きさを実感できた気がする。
私は黒岳の方が好きだなあ。
ナキウサギもいるし♡
テントを担いでリピートできたらステキだろうな。
■今回のコースタイム
【所要時間】約5時間10分
(休憩時間 約50分+ナキウサギ見物 含む)
10:35 七合目登山口
11:10 八合目
11:30 九合目
11:55 黒岳山頂
12:00 黒岳山頂出発
12:30 黒岳石室(昼食)
13:05 黒岳石室出発
13:40 お鉢平展望台(休憩)
13:50 お鉢平展望台出発
14:20 黒岳石室
14:50 黒岳山頂(休憩)
14:55 黒岳山頂出発
15:15 九合目
15:25 八合目
15:40 七合目
15:45 七合目登山口
■コース上のトイレ
ロープウェイ層雲峡駅・黒岳駅
黒岳石室
(携帯トイレブースとバイオトイレあり)
■主な費用
大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ
リフトセット往復券 3000円
(モンベル割引で300円引き)
黒岳石室バイオトイレ 500円