◆2021年11月13日(土)
この季節になると毎年、
白く輝く富士山が見たくなる。
今年は杓子山へ。
■9時50分
鳥居地峠にダメ元で行ったところ、
最後の1台で車を停めることができた!
■9時55分
鳥居地峠出発。
未舗装の林道をしばらく歩く。
■10時10分
林道を離れ、登山道へ入る。
5分も登るとカヤトに出た。
高い木がないので、振り返ると早くもこの絶景!
ススキに囲まれた道を進む。秋らしい。
カヤトの登山道は、見た目以上の急登だった!
早くもお疲れモードに入る。
ここは、左へ。
一息ついて、さらなる急坂が見えてきた。
以前はロープがあったみたいだけど、
今日は、ない。
下りは相当気を遣うだろうな。
■10時45分
高座山に到着。
山頂標識はこの通り、傾いたままだった。
三角点と富士山。
■10時50分
高座山を乗り越え、落ち葉の急降下。
木々の奥に目指す杓子山が見えている。
高座山を下り、尾根道を10分程歩いたころ、
それは突然やってきた!
左手の茂みから聞こえてきたのは、
「グルルルルル・・・・・・」
今まで聞いたことのない「声」。
「え?やだ!獣?? もしかして、熊ーーっ??」
とっさに熊鈴を大袈裟に鳴らし、
静かに、かつ、なる早で先を急ごうとしたところ、
ダンナは、それを「音」と捉えていたようで、
「オレ何か落とした?岩でも落ちた?」
立ち止まるわ、茂みを見に行こうとするわ・・・
「何しとんねーーん!」 ←わたしの心の声
あとでネット検索すると、高座山・杓子山付近での
熊の目撃情報がいくつかアップされていた。
そう言えば、熊注意の看板もあったし。
「やっぱりあれは熊だった?」
次に動画サイトをチェック。
「うわーーっ!」
「(聞いた声は)熊の威嚇の声とそっくりやん!」
もしかするとイノシシかもしれないけれど、
どちらにしても、出会わなくてほんとに良かった。
あとから怖さが増すのであった。
仕切り直して、
やせた尾根のアップダウンを繰り返す。
目の前にそびえる鉄塔のお約束ショット。
矢印に従って、回り込む。
また、岩。
歩きやすいが、傾斜は急。
思ったより歩きごたえがある尾根ですね。
■11時30分
大権首峠(おおざすとうげ)に到着。
杓子山まで、あとひと登り!
落葉した木々の間から富士山を左に見ながら、
急坂を淡々と登る。岩場はもうない。
階段が出てきた。もうすぐの予感!
ほら、山頂の鐘が見えた!
■12時10分
杓子山、山頂に到着。
大勢の人が景色を楽しみながら休憩していた。
人影がなくなる瞬間を待ってシャッターを切る。
富士の裾野もゆったりと。見事です!
山頂は360度の大展望。奥秩父方面。
南アルプス北部。
南アルプス南部。
いつか歩きたいと思い始めて早、何年?
お茶しよう。
■13時15分
下山開始。
■13時35分
大権首峠(おおざすとうげ)で小休憩。
ゆるんだ靴ひもを結び直す。
前半の急登で足を使い過ぎたかな・・・
岩を登ろうとしたら、足の親指が攣りかけた。
幸い、ストレッチですぐ治り、ホッとする。
■14時30分
高座山を通過。
高座山からは、魔の下りが始まる。
「景色は最高なんだけどな〜」
富士山と足の置き場に気を取られて、
写真を撮るのを忘れていました・・・
滑って尻もちをつくことなく、急登エリアを通過。
リンドウが一輪咲いていた。
■15時00分
登山口。あとは林道だけ。
■15時10分
鳥居地峠駐車場。
朝、満車だった駐車場には
私たちの車ともう1台があるだけだった。
今日は澄んだ秋空の下、完璧な富士山を
存分に堪能する大満足の1日になった。
でも、強烈に脳裏に刻まれたのは
あの「声」だったのは、言うまでもない。
■今回のコースタイム
【所要時間】約5時間15分
(休憩時間 約1時間20分)
09:55 鳥居地峠駐車場
10:10 登山口
10:45 高座山
11:30 大権首峠
12:10 杓子山
13:15 下山開始
13:35 大権首峠
14:30 高座山
15:00 登山口
15:10 鳥居地峠駐車場
■コース上のトイレ
なし