じぶんの一歩

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山のぼりと旅。写真たくさん!アルバム日記

【恵山】山頂まで60分!溶岩と青海原の絶景を同時に楽しめる活火山

◆2022年10月22日(土)

渡島半島の南東端にそびえる恵山(えさん)。

「火山が見たい」と言う娘が探してきた。

函館旅の2日目の午後は恵山へ。

 

今日の恵山は風がかなり強く、

おそらく頂上で長居できる状況ではないはず。

山頂で食べたかったお弁当は

温かいうちに駐車場でいただくことにした。

 

事前にネット注文をしておいたので、

待ち時間ゼロで購入(タレ小/税込490円)。

 

実食!

甘いタレに食が進み、あっという間になくなった。

ハセガワストア湯の川店から

登山口の火口原駐車場までは車で50分。

(市中心部からだと約1時間だよ)

 

■14時20分

火口原駐車場横の登山口から出発!

 

ブラブラと歩くこと約5分。登山道に入る。

 

迫力ある爆裂火口の左手から登っていく。

あたり一面硫黄臭が立ち込めている。


■14時30分

登山道は山頂までとても整備されていて、

幅もあるのですれちがいも余裕。

 

登るごとに太平洋が大きくなっていく。

 

前方は荒々しい火山、左後方は太平洋!

この取り合わせに早くも感動・・・!!

もう「良い山」の予感しかない!

 

山頂まで1640mの標識。

崩れた火口を見下ろせるポイントだけど・・・

 

ここは風が通り抜ける暴風地点!

踏ん張って立たないと飛ばされそう・・・!

 

登山道を塞ぐ大きな溶岩。

「こんなのが落ちてきたら・・・」

ゾッとしちゃいますね…

 

ところどころ平らな道が作られているので

楽に登ることができる。


山頂まであと730mの標識。

 

ヤケドしないように気をつけて、

大地の息吹を肌で感じ取る。

 

緑が急に増えてきた。そろそろ登りも終わりかな?

 

目の前に山頂が見えた。

なんか、ここ、いい散歩道だなぁ。


あと100m!

 

■15時15分

山頂に到着!

 

空がパステルカラーに染まりはじめた。

 

山頂奥の鳥居へ移動。

 

■15時20分

恵山大権現。

祠はこの建物の中かな?

 

裏手から海を見晴らす。

写真では分かりづらいけれど、

肉眼ではぼんやりと下北半島が見えている。

 

足元には爆裂火口。

 

爆裂火口から視線を上に移すと

一番奥に駒ケ岳のシルエットが。

 

写真に風は映らない。

実は、ここ、とんでもなく風が強い!

早々に退散っ!!

 

同じ道を戻る。

 

下山は海に向かって下りていく。

ゆっくりゆっくり

景色を味わいながら下りていく。

 

火山の道と太平洋。

 

あっ!海に映るのは…!

 

恵山!この時間ならでは!

 

平らな火口原(賽の河原)と

ポコポコとした山が、どことなく久住みたい。

思い出すということは、似ているんだろうな。

 

夕陽に照らされた母娘。

 

甲斐駒ケ岳の山頂部のように一面真っ白。

白い砂の上を歩く姿を撮ったつもりが、

帽子が飛んだ瞬間が撮れちゃいました!

(帽子は下の登山道上ちゃんと回収できました)

 

夕陽を受け、白い砂もほんのりオレンジ色。

マジックアワー真っ只中!

 

登山道もあと少しで終わり。

 

見上げる岩肌の造形深いこと!

 

右手に広がる賽の河原には、

多くのお地蔵さまのシルエット。

時間が許せば、賽の河原を歩きたかったな。

(夕飯の時間が迫っているのだ)

 

アーベントロート恵山全景。

登り始めの時とは色が全然違う!

 

夕陽に向かって歩く。

 

娘撮影の夕日とススキの穂。

強風の中、ススキの穂を撮るのは至難の業だった。

 

火山の右隣の山は全山紅葉中。

 

火山と紅葉する山の対比が面白い。

(駐車場から撮影)

 

■16時20分

登山口に戻る。

約2時間のプチ登山は絶景だらけ。

こんな山には、そうそう出会わない!

恵山は今後もずっと

記憶に残り続ける山のひとつになるだろう。

 

今晩宿泊の湯の川温泉へ車を走らせる。

暮れゆく海の上に函館の街の灯が

チラチラとまたたいていた。

■今回のコースタイム
【所要時間】約2時間00分

(休憩時間 約10分+写真撮影タイム)

14:20 火口原駐車場登山口

15:15 恵山山頂

15:20 恵山大権現

16:20 火口原駐車場登山口

 

■コース上のトイレ

火口原駐車場

 

■主な費用

火口原駐車場   無料