◆2024年8月1日(木)/1日目
今年の夏山登山第一弾は白馬岳へ。
今回はもともと4日(日)出発の予定だったが、
どうも天気が思わしくない。
そこで、29日の月曜日、急遽
8月1日(木)からの山行に変更した。
■8時30分
栂池ゴンドラの第2駐車場を出発。
第2は少し離れているが無料で利用できる。
登山口のある栂池ビジターセンターへは
ゴンドラ(20分)→徒歩(200m)
→ロープウェイ(7分)→徒歩(500m)の道程。
けっこう、時間がかかるね。
■9時50分
約1時間かけて標高1900mにある
ビジターセンターに到着。
ようやく、登山開始!
今回は宮之浦(昨年4月)以来のテント泊で
荷物は13㎏くらい。
私にはこのくらいが限界かな・・・
う~ん。これは思った以上に暑いな~!
早々に滝汗が止まらない。
お花たちにパワーをもらいながら登ろう。
▼ミヤマシオガマ
■10時45分
銀嶺水に到着。
「この湧き水、めっちゃ冷たいやん!!」
「これは今までの登山の中で
3本の指に入る美味しさでは!?」
ちなみに他の2つは、
仙丈小屋下の水場、利尻の甘露泉水ね。
久しぶりの本格的な登山になるので
いつになくゆっくり、ゆっくり歩く。
ちょっとした広場みたいなところに、
チングルマが咲いていた!
周囲のほとんどは綿毛になっていたけれど、
ちらほらお花を見ることができた。
▼シャクナゲも残っていた!
木道が現れたら天狗原はすぐそこ。
■11時25分
天狗原に到着。
「天狗の~」って名の場所はどこも美しいね。
しかし・・・!!
恐れていた事態になってしまいました・・・
(ダンナの)足が攣りそうです・・・!!
ここは長めの休憩を取りましょう・・・
今回は天気も良く、コースの大半が
森林限界を越しているので
休憩時の陽射し避けに日傘を導入してみました!
長休憩中、私はお花探し。
▼イワショウブ
■12時00分
不安は残るが天狗原を出発する。
▼ワタスゲ
木道が終わると急登が始まる。
天狗原から見えてた、あの一本道です。
ゴロゴロ岩をひたすら登るが、
やっぱり足の具合は芳しくなく・・・
ちょっと登っては休憩、の繰り返し。
ダンナの回復を待ちながら、
その間お花の写真を撮りつつ
じわじわ登るしかない。
振り返ると天狗原が小さい。
急登は半分くらい登ったかな?
休憩が多いのでその分お花の写真も増えてくる。
▼これはなんだろう?ヒメクワガタ?
▼モミジカラマツ
残雪を見ながら足をマッサージしている。
■13時30分
ここまで来たが・・・
「絶対この雪田の登りは足に悪いって・・・」
なかなか踏み出せないでいるダンナ。
お花を見ながらダンナのスタートを待つも
ちょっと時間がかかりそうなので
先に登ることにした。
▼ミヤマタネツケバナ
登ったところには
きれいにハクサンコザクラが咲いていた。
下を見ると学校登山のちびっ子が
雪におおはしゃぎ。めっちゃ、元気。
■13時45分
やっとダンナが登ってきたが
ふくらはぎから始まった足攣りが
雪田の登りでとうとう太ももまできてしまった。
倒れ込んだまま動けない・・・
(早目に薬を飲んではいたものの
残念ながらあまり効き目はなかった)
後続のおじさんもここで足が攣って
二人してうずくまっていた。
おそろしい光景だ・・・
■14時00分
15分待ってもまだ歩きだせない。
小屋から「15時には到着してね」と
言われていたのが気になりはじめ、
私が一人で小屋に先行し、
受付を済ませることにした。
雪渓からクックッとふた登りほどすると
傾斜はゆるやかになり視界が広がった。
気持ちいいんだけど、いろいろ気になるなぁ。
今は注意して先を急ぐのみ・・・!
■14時20分
白馬乗鞍岳の山頂は
味わうことなくあっさり通過。
見事なハイマツの道は
山頂でほぼ直角に、右へ方向を変える。
小屋がやっと見えた!!
小さくテントも並んでいる。
山頂と山荘の標高差は約90m。
池畔まで下りて池を約半周する。
白馬大池のマスコット、
サンショウウオもうじゃうじゃいる。
■14時50分
やっと白馬大池山荘に到着、
受付とテントの場所取りを済ませる。
落ち着く暇なく、貴重品だけを持って
白馬乗鞍岳へ戻る。
さて、ダンナとはどこで出会うだろう?
さぞかし心細い気持ちでいるやろな。
■15時35分
ダンナはすでに白馬乗鞍岳の斜面を
4分の3くらい下りてきていて、
思ったよりも早く合流できた。
すごく頑張ったんやね!!
めっちゃ痛そうな顔をしているが
病的な顔つきでははく、ホッとした。
イワツメグサと一緒に休憩し、
荷物を交換して山荘へ。もうひと頑張り!
■16時05分
私、本日二度目の白馬大池山荘に到着。
まずはストレッチ。
それからテントを設営しよう。
▼ムカゴトラノオかな?
■16時30分頃
テント設営終了!
「乾杯!!」
「くぅーーっ!しみるぜーー!」
テントに寝転ぶと空が青い。
これは星空が楽しみ!!
夕食には少し早いので、蓮華温泉方面へ
ほんの少しだけ散歩してみることにした。
ダンナはテントで体力回復中。
▼群生するエゾシオガマ
▼チングルマの綿毛
▼傾いた太陽にキラキラ光るチングルマ
▼アキノキリンソウも混じってる
▼夕方になってほとんどがツボミになった
タテヤマリンドウ。明日が楽しみ!
15分ほどでテント場へ戻る。
■18時00分頃
少しでも明日の荷物を軽くすべく、
重い食材から食べてしまおう。
ドレッシングを忘れてしまったので
代用してみた。
細かくして野菜にまぶしてみたら、
「うん、なかなかイケるやん!」
白馬大池の夜は更けていく。
どんどん星の数が増えていく。
満天の星空を流れ星がいくつも横切っていく。
なんて素敵な夜なんだろう!
しばらく外で星空をながめていたが
冷えてきたのでテントに入る。
ずっと憧れていた
「テントで寝ながら星を見る」ことができて
大満足の一夜だった。
※星空の写真を撮る技術がないので
Photoshopで再現してみました!
実際、テント内からこんな感じで
流れ星が見えていたのです。
もう、最高!!
▼つづく
【備忘録・今回の山メシについて】
会社で災害備蓄品の入れ替えのため
配布された「賞味期限の迫った尾西」が
貯まりに貯まって10袋以上。
「尾西を消費しよう!」が今回のテーマ(笑)
・賞味期限をわりとオーバーしていたが
問題なく食べられた
・1日目昼→食べ損ねる
・2日目朝→ハンバーグとドライカレー1袋に変更
・2日目夜→昼が遅かったのでドライカレー2袋は
各々食べ残す。2人で1袋でよかった
・3日目朝→2日目朝のスープパスタに変更
・残ったもの→1日目昼と3日目朝の尾西計3袋
■1日目のコースタイム
【所要時間】約5時間00分
(休憩時間 約50分+不明 含む)
09:50 栂池登山口
10:45 銀嶺水(休憩①15分)
11:25 天狗原(休憩②35分)
※トラブル発生※
12:00 天狗原出発
14:20 白馬乗鞍岳山頂
14:50 白馬大池山荘(私)
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16:05 白馬大池山荘(夫)
■コース上のトイレ
栂池ゴンドラ山麓・山頂駅
登山口横の公衆トイレ・白馬大池山荘
■主な費用
・第2駐車場 無料
・栂池ゴンドラ・ロープウェイ往復
(自然園入場料込)3300円→JAF割3100円
・白馬大池山荘
テント場 1張2000円+4000円/2人
コーラ 700円
ポカリ 800円
オールフリー 800円
水場 無料