◆2024年10月12日(土)
山頂までは約1時間の石段登りになる。
▼社務所前に置いてある案内図(部分)
■10時20分
スタートは隋神門から。
隋神門をくぐるといきなり継子坂の下り。
てっきり登るのかと思ってた・・・
石段を下りきると参道は直角に右に曲がる。
参道の両脇に末社が並ぶ。
早くも清々しい空気が漂っている。
祓川にかかる神橋を渡ると、
須賀の滝と祓川神社が見えてきた。
手前に流れるのが祓川。
その名の通り、入山前に身を清めた川。
近づいて迫力が増した須賀の滝。
「これはいい滝だな~」
※帰宅後調べたら江戸時代につくられた
人工的な滝だった。
神橋から約2分。ひときわ大きい爺杉。
■10時35分
「爺杉」からさらに歩くこと約2分。
ずっとこれが見たかったんだよね。
厳しい冬にも耐え、杉並木に建つ姿は
とても優美で、しかも力強い。
2023年5月から始まった柿葺き屋根改修工事は
先月足場が撤去され、終了したばかり。
グッドタイミング!だった。
■10時40分
一の坂の上りに入る。
三連休の初日とあって人が多い。
自然と知らない家族と合体してしまい
一緒に歩いていることもしばしば・・・
そんな時は、コケの写真なんかを撮りつつ
前後のグループと間隔を空けて歩くようにした。
羽黒山の石段は2446段!
石段の数は神社では日本一だそうで、
二位は香川の金比羅山(1368段)、
三位は京都の伏見稲荷大社(1276段)。
「火石は陽をあらわし森羅草木の萌す
陽炎を発する。今に至って闇夜には
光明を放つこと時々である。航海の船人は
この光を目路に乗る事もある」と説明板。
二の坂に入ると傾斜が急になった!
ずーっと奥まで石段が続いている。
■11時00分
隋神門からの中間地点に建つ二の坂茶屋。
名物は「力餅」。鶴岡の町がきれいに見える。
参道の両脇には神社や塚など
見どころがたくさんあって
長い石段も飽きずに歩くことができる。
▼芭蕉塚
▼丁目石もひとつだけ。他にもあったのかな?
▼埴山姫神社(縁結びの神様)
7月25日の豪雨で崩れた石段を修復中。
■11時25分
五重塔から約45分。
山頂鳥居とその手前の「十五童坂」。
羽黒山合祭殿が見えてきた。
法螺貝の音も聞こえてくる。
日本最大の茅葺の建物とあって
第一印象は「大きい!!!」の一言。
三神合祭殿は一棟の内に拝殿と本殿が
造られている独特の社殿とのこと。
重文指定も受けている。
拝殿へ進むと、何やら上から視線が・・・??
視線の正体は・・・力士像!
めっちゃ見てる・・・
参拝後、ダンナが名刺入れを購入。
(診察券入れとして使用中)
奥に進むと末社がずらーーーり。
(この奥に有料道路の駐車場がある)
こちらにも、参拝。
末社の一つ、健角身(たけつぬみ)神社。
神徳は「旅の安全・健脚」と説明板に書いてある。
下駄を供えて健脚を祈る風習があるらしい。
もちろん、念入りにお参りした。
芭蕉像。足元には投句箱。
残念ながら句は思い浮かばず・・・
その隣にあったさざれ石。
土俵越しの合祭殿。
世界平和塔。
球の上には八咫烏が羽を広げている。
境内をくるっと回って山頂鳥居へ戻る。
■12時00分
表参道を下りる。
南谷への道は通行止めだった。
冬になったらここから鳥海山が見えるのかな?
それともNHKの番組で、
「昔は木が低かったので南谷から
月山が見えたようです」と説明があったから、
昔はここから鳥海山が見えていたのかな?
湯殿山遥拝からも、お山が見えていたのかな?
約2kmの参道には樹齢300~500年の杉が
500本以上あるとのこと。
二ノ坂茶屋前を過ぎる。ここから二ノ坂!
石段の幅が狭いので下りにくい。
「雨や雪の日は滑りやすくて厄介そうだな・・・」
■12時40分
五重塔が見えてきた。
見とれていたら石段残り5段くらいのところで
コケに滑ってヒヤっとした。
みなさんもお気をつけて。
日の当たっている面が光って見える。
どうよ!この建築美!
最後の上り。
継子坂の先に隋神門が小さく見える。
■12時50分
隋神門を出る。
月山、湯殿山のお参りは明日の予定。
名物玉こんにゃくを食べに行こう!
▼出羽三山参りのまとめ版はこちら
出羽三山参り!羽黒山神社・月山神社・湯殿山神社を巡る2日間 - じぶんの一歩
■今回のコースタイム
【所要時間】約2時間30分
(参拝・各所見学時間 約50分含む)
10:20 隋神門
10:35 五重塔
11:00 二の坂茶屋
11:25 羽黒山神社(参拝など)
12:00 羽黒山神社出発
12:40 五重塔
12:50 隋神門
■コース上のトイレ
駐車場
■主な費用
駐車場 無料
玉こんにゃく 150円