◆2025年5月4日(日)
白州での2日目は尾白川渓谷。
澄んだ流れや翡翠色の淵、
数えきれないほどの滝をめぐる渓谷道は
思いの外険しく、気疲れしてしまった。
●歩いたコース
駐車場→吊橋→千ヶ淵→(渓谷道)→旭滝
→百合ヶ淵→神蛇滝→(尾根道)
→千ヶ淵→吊橋→駐車場
※千ヶ淵以降は登山初心者や観光の方にはおススメできません

●下山後のごほうび
金精軒→七賢酒蔵
■8時00分
市営駐車場出発。
昨日は日向山、今日は渓谷へ。
ちなみに、「おじろ」でなく「おじら」。
私、ずっと「おじろがわけいこく」と
言ってました・・・。

竹宇駒ケ岳神社の奥の吊橋を渡る。


川原に下りて、千ヶ淵へ。

予想通り、朝は光が差し込まず、暗い。
これは淵あるあるやね。
帰りにもう一度寄ってみよう。

■8時25分
千ヶ淵から渓谷道へ入る。
ここから先はかなり足元が悪くなるので
スニーカーなどの軽装はおすすめできない。

一気に高度をあげる。

あっという間に尾白川が下の方に見える。
まだまだ登りは続く!!



■8時35分
分岐はもちろん渓谷道へ。

今度は一気に下る。
夕べ雨が降ったので滑りやすくなっている。
濡れ落ち葉がコワイ。


下りきると、今度は上り。そして、階段。
渓谷道は基本この繰り返し。
それにしても濡れ落ち葉と濡れ岩のミックス、
いやだねぇ・・・


次々に名もなき滝が現れる。

▼こっそり咲くチゴユリ


■9時00分
渓谷道からわずかに歩くだけで
近くまで行ける滝があったので、寄り道する。
轟音と水しぶきがミストのように降り注ぐ。
マイナスイオンがスゴすぎる!!!
これが今日一番接近した滝だった。
▼調べてみると「三の滝(鼓滝)」というらしい


また階段で高度を稼ぐ。

とにかく、滝だらけ。
滝がある、ということは急登なんだよね。

上の写真の滝の上部。
ものすごく大きい岩がゴロゴロしているが、
比較対象物がないので、写真だと
今一つダイナミックさが伝わらない。

急登は続く。

■9時15分
旭滝に到着。

旭滝はどこ???
大岩の向こうの山肌の滝かな?
澄んだ水にタッチして渓谷道に戻る。

▼澄んでいて水がないように見える

どうも旭滝が気になって、
帰宅してから調べてみると
どうやら、大きな岩の反対側にあるらしい。
案内がなさすぎて分からず見逃してしまった。
総じて尾白川渓谷は案内板が少ない。
階段とクサリはまだ続く。




■9時40分
百合ヶ淵に到着。

案内板の左手からのぞき込む。

ついに、ロープまで!
木の根がしっかりしていたので
ロープはあまり使わずに登った。


ロープが終わったらヤセ尾根歩き。

■9時50分
ようやく神蛇滝(じんじゃだき)に到着。

美しい三段の滝。
三段目は手前の木がちょっと邪魔をする。

▼一段目と二段目の滝

丸太橋を渡った岩の上が展望台だ。

■9時55分
一番奥の不動滝までは片道約50分。
すごく迫力のある滝のようだが、
もう滝は十分堪能できたので
神蛇滝で引き返すことにした。

尾根道と不動滝の分岐でカモシカを発見!
同時に猿のけたたましい声も。
見ると、猿3頭がカモシカに襲いかかっていた!
3頭同時攻撃を仕掛けている。

カモシカは私たちをじーーーっと見てから

反撃開始!大きな体で猿を蹴散らす。
「猿よ、こちらには来るなよ…」
とビビりながらも目が釘付け。
▼黄○に猿がいる


猿の糞がゴロゴロころがる尾根道を下る。
新芽をたくさん食べているようで、
猿の糞は緑色をしていた。
▼尾根道といっても大部分がトラバース道だった

崩れた涸れ沢を渡るところもあったが、
尾根道は渓谷道より格段に歩きやすい。

▼リスが食べたクルミがたくさん落ちていた

道が緩やかになり、

黒戸尾根分岐に到着。
登山者カウンターの手前まで、
黒戸尾根を登ってみた。

分岐から九十九折りで下りると
吊り橋のたもとに出る。

再度千ヶ淵に向かう。

■10時50分
千ヶ淵。
太陽が高くなり、朝より断然明るくてキレイ。
やっぱり淵見物は朝より昼がいい。


▼水辺に下りてみた

吊り橋へ。


■11時15分
市営駐車場に戻る。

登山靴を脱いでふと靴底を見たら
この緑色は・・・!猿の糞やん!最悪!!!
中学~高校の時、嵐山で猿に2度襲われて以来、
猿は恐怖でしかない。
今日でますます猿嫌いに拍車がかかりそう。

さて。登山後のお楽しみは
昨日から気になっていた金精軒へ。
「水信玄餅」は5月30日からの発売だった。

▼子どもの日なので柏餅を買い食い

▼名物の極上生信玄餅は家でゆっくり味わう

金精軒のナナメ向かいにある
大きな杉玉が目をひくこの酒蔵も
とても気になる。
七賢は創業三百年とのこと。

建物内を見学する。
見れば見るほど立派な建物で
威厳がはんぱない。
明治天皇の行在所にもなったらしい。
※有料見学ツアーは完全予約制・前日16時締切
実は、七賢併設のレストラン臺眠(だいみん)も
気になっていて、昨日夕飯が食べられないかな?
と店まで来たものの、閉まっていたのです。
(夜は完全予約制で5名以上でコースのみ、
前日17時締切。どのみち入店はムリだった)
今日はランチタイムでオープンしているが、
混雑していてとても入れそうになかった。
くらかふぇで「くらぱぇ」(600円)を
食べてみることにした。
この落ち着いた部屋も空いていれば
利用していいとのこと。

米糀を原料とした天然甘味料「糀糖」を使った
「糀糖アイス」は砂糖不使用でもほんのり甘く
独特の風味がある。

白州での休日はここまで。
中央道が混む前に帰ろう。

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■今回のコースタイム
【所要時間】約3時間15分
(休憩時間 滝見物時間含む)
08:00 市営駐車場
08:25 千ヶ淵
09:00 三の滝
09:15 旭滝
09:40 百合ヶ淵
09:50 神蛇滝
10:50 千ヶ淵
11:15 市営駐車場
■コース上のトイレ
市営駐車場、竹宇駒ケ岳神社
■主な費用
市営駐車場 無料
金精軒
・かしわもち 186円
・生信玄餅(4個入) 1000円
七賢
・くらぱふぇ 600円