◆2022年8月9日(火)/1日目
初めてのグリーンシーズンの北横岳は
厚い雲が空を覆い、ちょっと残念。
でも、今晩は贅沢にも縞枯山荘に宿泊。
そう。日帰りじゃないのです!!!
■15時45分
縞枯山荘にチェックイン。
山荘の前のお地蔵さま。
山荘とおそろいの青い三角屋根。
小屋に一歩入り玄関正面には
落ち着いた、どこか懐かしい雰囲気の談話室。
中央の机は、冬場には掘りごたつに変身!
(一度座ると二度と出られなくなりそう・・・)
受付後、小屋内の案内を受ける。
食事は談話室左側の部屋でいただくが、
私たちは素泊まりなので玄関右手の自炊室を
後ほど利用させてもらいます。
自炊室を通り抜けたところにあるのが、トイレ。
別棟で土禁。においもなく、快適です!
そして、お部屋。
現在、感染症対策のため個室対応中で、
今晩は6畳間を2人で利用させてもらいます。
(個室料金不要。ありがたい・・・!)
(ネットはつながらなかった)
寝心地抜群の寝具はミズノ製。
山小屋とは思えない快適さ!
部屋はランプではなく蛍光灯で20時消灯。
電気が使えるのは17~20時まで。
スマホの充電などはこの時間帯に。
■16時30分頃
デッキで一服。
ロープウェイの最終便は17時。
15時過ぎまでは日帰りのハイカーで賑わっていた
このデッキも今は独占状態。
山頂駅の「山のカフェ2237」で仕入れてきた
こけももクリームチーズ大福(200円)と
カフェオーレ。BGMは小鳥のさえずり。
なんて贅沢な時間なんだー!
みるみるガスが濃くなってくる。
楽しみにしていた星空は無理そうだな。
■17時30分頃
小屋の食事の時間に合わせて、夕飯準備。
自炊室を利用したのは私たちだけだった。
「冬は週末&素泊のみの営業だよ」と小屋番さん。
冬は混雑するんだろうな。
夕食が終わる頃には、ランプが暖かく灯ってた。
昔ながらの小屋にはランプが良く似合う。
レトロな雰囲気がじわっと胸に沁みる。
何時ごろだったんだろう?
夜中大きな音に目が覚めた。
どうやらすごい勢いで雨が降ってるみたい。
「小屋泊で良かった〜」と思いながら、
また眠りに落ちるのであった。
◆2022年8月10日(水)/2日目
朝、カーテンを開けると、窓の外は白一色。
雨は上がってるけど、すぐ目の前にある山は
どこにあるのやら?状態。
■7時00分前
チェックアウトの時間ギリギリまで
小屋でゆっくりして、出発。
ダンナの足はまだ本調子でなく、
下山で時々軽い痛みを感じるらしい。
今日は縞枯山に登る予定だったけど
無理せずまたの機会にすることにした。
ロープウェイの始発は8時。
森林浴展望台コースの苔がきれいだと
小屋番さんに教えてもらったので、
歩いてみることにした。
五辻までの往復で約1時間。
少し歩くと笹がわっさわさ!
こんな道になろうとは…油断した!
昨日一日、草をかき分ける道は皆無だったので、
レインを履くのをサボってたのだ。
先に歩いたダンナのパンツはべちょべちょ。
どこまで続くんやーーーっ
すっかり心が折れてしまった…
山頂駅近くにある広いベンチに戻り、
そこで軽く朝ごはん…といっても
コーヒーと夕べの残りのパンを
かじるだけなんだけどね。
結構肌寒い。気温は15度前後くらいかな?
ガスが取れる気配が一向にないので
始発のロープウェイで下山することにした。
すぐ目の前にある山頂駅も霞んでこの有り様。
予定変更して、麓を楽しむことにした。
■8時00分
山頂駅出発。約7分で山麓駅に到着。
八ヶ岳の山頂付近を覆い隠す厚い雲の中から
下りてくると、下界は夏空が広がっていた。
まるで別世界やん!
さあ、ここから一気に観光モードだーー!
しばし、八ヶ岳エコーラインのひまわり畑で
目の保養。ひまわりの迷路もあるよ。
ひまわり畑の次は諏訪大社。
まず、鳥居にぶらさがる蜂の巣にびっくり!
けっこう熱めの温泉の手水にびっくり!
雷電の手形の大きさにびっくり!
御柱の高さにびっくり!
そして参拝。
温泉でさっぱりして、
ピアノの生演奏を聴きながら遅めのランチ。
いつも明るい時間は山の上にいるので
八ヶ岳のおしゃれなお店に来るなんて、
とてもレア。
山の天気は残念だったけど、
こういう休日もたまにはいいもんだね。