じぶんの一歩

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山のぼりと旅。写真たくさん!アルバム日記

【大台ヶ原】熊野灘が見える奈良の秘境!白骨林から高度感あふれる大蛇嵓へ

◆2023年5月3日(水)

奈良と京都への帰省のついでに大台ヶ原へ。

2日16時に埼玉を出発し、

仕事終わりの娘を都内でピックアップ。

いつものことだが厚木までが混んでいて、

SAで夕飯や休憩をはさんだりしつつ、

大台ヶ原まで13時間もかかってしまった!

もはや、「ついで」の域を超えた大寄り道。

 

■4時55分

駐車場はもう5~6割も埋まっていた。

さすが人気の山!

7時半すぎまで仮眠。目覚めると

「6時で満車になりました。係員の指示に従って~」

とアナウンスが流れていた。

(あふれた車は路肩に停めることになる)

 

■8時55分

出発!

 

平坦な道からスタート。

 

ここのところ雨がふっていないので

苔がカラカラに乾いていた。

 

水の流れを横切る。

 

階段が始まった。傾斜はゆるゆる。

 

■9時25分

「海の見える」展望デッキで5分休憩。


熊野灘が近い。

 

早くも日出ケ岳の山頂が見えている。

 

ここからは階段が急になり、

 

あっという間に山頂の展望台が目前に。

 

■9時40分

日出ヶ岳に到着。

 

展望台へ登ってみよう!

 

東は海。

大台ヶ原からは富士山が見えるので有名だよね。

 

うすく左奥に見えるは志摩半島

 

西は山深い紀伊山地が一望。

 

■9時50分

山頂を出発。お次は正木峠へ。

 

シロヤシオのトンネルを登っていくと、

 

後ろの日出ケ岳がもうあんなに遠い。

 

■10時00分

登りきったところが正木峠(嶺)。

このあたりから大台ヶ原っぽい

白骨林の風景を歩くことになる。

 

高かっただろう立ち枯れた木々が

倒れまくっている。

この風景、いつまで見ることができるのかな?

 

「昔の写真」に衝撃を受けた。

あまりにも違い過ぎる!!

伊勢湾台風をきっかけに木々が倒れ、

立ち枯れになり、ササが生え、シカが増え・・・

現在も急速に森林破壊が進んでいる大台ヶ原

今食い止めないと、

近い将来荒山になってしまうとのこと。

 

大台ヶ原の年間降雨量は約5000mm。

でも、今日は大台ヶ原ブルー広がる

絶好の登山日和!

 

わりと、下りる。

 

ボードウォークが終わりササの道やら

 

森の道を歩くと、

 

生きている木と、立ち枯れた木が混じる

独特の景観が目の前に広がった。

ここも少しずつ森林破壊が進んでいるんだね。

 

■10時25分

正木ヶ原に到着。

 

デッキからは正木峠(嶺)方面が正面に見える。

 

正木ヶ原から大蛇嵓へ向かう。

 

■10時35分

東屋のある尾鷲辻。道なりに進むと、

 

公園の広場のような所に出た。

 

■10時50分

神武天皇の像が建つ牛石ヶ原に到着。

弓の先はトビ(金鵄/きんし)だよ!

ここで軽食とお茶の休憩タイムにしよう。

 

■11時20分

一息ついて、再スタート!

右の大きな石が「牛石」。

伝説によるとこの石に魔物を封じ込めたとか。

 

足元が岩場に変われば大蛇嵓は近い。

すれ違いのお兄さんが、

「大蛇嵓はすぐそこだけど、並んでるよ」

と教えてくれた。

 

■11時30分

大蛇嵓からの絶景は

広がりといい、高度感といい、

期待通りのすばらしさ!!!

 

「うぇーーーい!!絶景独り占めだー!」

お兄さんが言っていた「並んでいた人」とは

ちょうど入れ違いだったみたい。

ダンナと交代で写真を撮っていると、

後続の人が到着しだした。

さっさと場所を交代しよう。

 

先端から少し戻った所でゆっくり眺める。

 

■11時55分

復路はやや速足で。

尾鷲辻(東屋のある分岐)まで戻り、

中道を通って駐車場へ。

 

中道はほぼ平坦で凸凹もほとんどない。

 

シオカラ谷の上流を横切る。

水が澄んでいてとてもきれい!

 

屋久島で名前の分からなかったお花と

同じお花が咲いているのを発見!

下山後ビジターセンターのスタッフさんに

両方の写真を見てもらい、お花の名は・・・

「ミヤマカタバミ」と判明しました!

 

これが紀元杉近くで撮った写真。

約2週間のモヤモヤがまさか

大台ヶ原で晴れるとは!



■12時25分

登山口横の大台ヶ原ビジターセンターに戻る。

初心者向けの簡単な山だけど

海あり立ち枯れあり岩場あり。

シロヤシオシャクナゲの時期に歩けば

もっと彩り豊かな山歩きができるだろう。

何度も来たくなっちゃう山だな。

・・・でも遠すぎるよ。

 

時は戻るが、

大蛇嵓から別行動をとった娘は

大好きな「水のある風景」に誘われ、

谷を下って・・・

 

しれっとシオカラ谷の吊橋を渡っていた!

 

高低差200mを一気に登るのが辛かったらしい。

そうだろう、そうだろう。

娘はトレランのグループに

こっそりついていったのだから。

(途中でそのペースについていけず

離れてしまったとのこと)

 

結果、ほぼトレランペースの娘は

平坦な中道を歩いた私たちよりも

早く駐車場についていた。

 

帰り道、大台ヶ原ドライブウェイには、

駐車場からあふれた車がずらっと並び、

その列はゆうに1kmを超していた!!

日の長い季節なら、ポチポチ駐車場に空きがでる

昼ごろに着くスケジュールもいいかも。

 

奈良市内へ向かう途中、近くを通ったので

石舞台古墳に寄ってみた。

 

中学校の遠足、確か社会人になってからも

1度来たことあったよな。

えらくきれいな公園になっているやん!

そして、いつから入場料が要るようになったんだ?

 

明日香村はいちごの村。

石舞台のすぐ近くにあるいちご農園が

季節限定で運営する「アデル」の

絶品パフェでしめくくる!

■今回のコースタイム

【所要時間】約3時間30分

(休憩時間 約50分含む)

08:55 登山口

09:25 海の見える展望デッキ(休憩①)

09:40 日出ヶ岳山頂(休憩②)

09:50 山頂出発

10:00 正木峠(嶺)

10:25 正木ヶ原

10:35 尾鷲辻

10:50 牛石ヶ原(休憩③)

11:20 牛石ヶ原出発

11:30 大蛇嵓(休憩④)

11:35 大蛇嵓出発

11:55 尾鷲辻

12:25 登山口

 

■コース上のトイレ

大台ヶ原駐車場

 

■主な費用

大台ヶ原駐車場     無料

石舞台古墳入場料 300円/1人)

(パフェ      800円)