◆２０１４年２月１７日（土）／１日目
入道崎を散策後、お昼をはさんで
後半戦はなまはげ館からスタート。
●１日目のスケジュール
■１３時１０分頃
なまはげ館に到着。
１３時３０分からの講座を受講したいので、
チケットを購入したら
男鹿真山(しんざん)伝承館へ。
伝承館はなまはげ館のとなりにある。
開講１５分前。２組目に並ぶ。
開講１０分前。入場開始。
一列目に座ることができた。
（横並びで５人、詰めれば６人ほどが
一列目正面に座れる）
学習講座は約２０分。
初めに｢なまはげ｣の説明があり、
それが終わると戸が閉められた。
やがて外から低～い唸り声が･･･
バーーーーーーーン！！！
荒っぽくなまはげ登場！！！
｢キャーーーーーーーーッ！！｣
全力で障子を開けたその音に
驚いたのなんの･･･！
なまはげは雄叫びを上げながら
足を踏み鳴らし、家中の戸を叩いてまわる。
乱暴にも見えるがこれは邪気を払うため。
なまはげは神のお使い｢来訪神｣なんだって。
なまはげにも作法があって、真山地区では
部屋に入る時は７回、膳の前に座る時は
５回、家を出る時には３回四股を踏む。
なまはげをおもてなし。
真山地区の大晦日の行事が
目の前で繰り広げられている。
もう、目が釘付け！
真山地区のなまはげは二人組。
訪問先でお酒をふるまわれ、
じきに酔っぱらってしまうので
何組ものなまはげが交代しつつ
集落すべての家まわるらしい。
｢なまはげ台帳｣？？
さっきから気になって仕方ない。
｢なまはげ台帳｣にはこの一年の
家々の素行の実情が記録されていて、
これを家長に対して読み上げる。
なまはげは家人の良いことは褒め、
悪いことは正すよう家長に約束させる。
写真は｢この家の若夫婦はよく働くが
夕方になるとすぐカラオケに行って～｣云々と
読み上げているところ。
家長への戒め問答が終わると
今度は受講者達の番。
なまはげが受講者達の間を戒めに練り歩く。
｢これは、子どもは泣くわ･･･｣
後ろに座っている女の子は必死で
泣くのを我慢していた。よく耐えた！！
至近距離でのなまはげは
大人の私もかなりビビっちゃったし。
分かっていても、面と向かうと怖いのよ･･･
なまはげさん、近すぎる！
三回四股を踏んでなまはげが
家から出て行って学習講座は終了。
とても貴重なものを見せていただきました！
これだけでも男鹿まで来た甲斐が
あったなーーー！！
■１３時５０分頃
なまはげ館に戻って見学開始。
なまはげがお出迎え。
伝承ホールで映画｢なまはげの一夜」を鑑賞。
服装から昭和半ばに撮影されたものかと。
なまはげに抱えられて泣き叫ぶ子どもたちは
かわいそうながらもどこかおかしくもあり…
この子たちはすでに成人して、
なまはげになったんだろうな。
伝承ホールを出ると、
｢なまはげ変身コーナー｣があった！
これは大好物！！
｢なまはげ面づくりの実演コーナー｣で
販売していたキーホルダーをお土産に。
頭がくるくるまわる緑面と赤面リバーシブルの
なまはげちゃんです。（約5.5ｃｍで500円）
最後のエリアは、｢なまはげ勢ぞろい」！
これはすごい！圧巻です！
150枚超が勢ぞろい！
個性豊かで見飽きない！
｢なまはげ勢ぞろい｣を抜けると
売店があり、出口に向かう。
真山神社へは伝承館から200ｍほどなので
伝承館奥の階段から歩くことにした。
まず、歓喜天堂。
ここにも｢菅江真澄の道｣が。
拝殿が見えてきた。
本殿は真山の山頂にあり
とても見晴らしが良いそうな。
でも、ここから２ｋｍ以上、
１時間越えの登山になるらしい。
境内の清掃をしていた神主さんの話によると、
本殿の先にも道は続いていて、
隣の山々を通り、鬼が作った999段の石段を下る
約１０ｋｍ４時間のロングコースになるんだって。
今日は拝殿で参拝して終わりにしましょう。
階段を下り仁王門から拝殿を振り返る。
車道を歩いて戻ってきた。
■１４時４５分頃
駐車場を出発し海へ向かう。
｢ほんと、来て良かった！感動しかない！！｣
となまはげに大満足していたら、
海岸ドライブもスゴカッタ！
▼つづく
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