じぶんの一歩

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山のぼりと旅。写真たくさん!アルバム日記

洛北さんぽ!今宮神社・半木の道~やすらい祭と枝垂れ桜のトンネルと。大徳寺は通り抜けのみ

◆2024年4月14日(日)

洛北エリアは中心街と比べると観光客も少なく、

のんびり散策するのにちょうどいい。

今宮神社と大徳寺

金閣寺から地下鉄北大路駅の間にあるので

日程に余裕があればセットにしても良いかも。

 

■今宮神社

北大路通を走る市バスだと「船岡山」で下車。

鳥居をくぐって、つきあたりが今宮神社。

 

道のつきあたりにある楼門。

(市バス46番だとこの真ん前に停まる)

今日は4月第二土曜日。

今宮神社でやすらい祭が行われる。

■やすらい祭(花鎮めの祭)

994年、平安京で流行した疫病を鎮めるために

御霊会を行ったのが始まりとのこと。

京都三大奇祭のひとつで

笛や鉦や太鼓を鳴らし、赤毛黒毛の鬼たちが

髪を振り乱して踊りながら町を練り歩く。

 

「御神酒」のお札がある家の前には

練り衆が寄って鬼たちが踊ってくれる。

 

光念寺は「上野やすらい」の行列の出発地。

出発を待つ傘。

 

神社近くの氏子の軒先もお祭り仕様に。

 

お祭り開始前の参道には

早くもあぶりもちの行列ができ始めていた。

 

東門と神橋。

参道と合わせこのあたりは

鬼平犯科帳」や「長七郎江戸日記」などなど

時代劇のロケでよく使われている。

まだ高校生だった頃、学校帰りに通りかかると

ちょうど「江戸の用心棒」のロケをやっていて

見物後、古谷一行さんや夏八木勲さんの

サインをもらったな。

 

話を戻し、拝殿。

お祭り前なので境内はまだ静か。

それでも、いつもよりは人が多い気がする。

 

本社。

 

桂昌院ゆかりの今宮神社は

「玉の輿神社」とも呼ばれている。

(「玉の輿御守」もあります!)

やすらい祭なんだけど・・・

御室桜の方が見たいので、

今宮神社を通り抜けて仁和寺へ向かう。

桜花爛漫!仁和寺~満開の御室桜と優美な御所庭園・宸殿北庭 - じぶんの一歩

 

15時前。仁和寺から戻ってきた。

「あ~!間に合った!傘が見える!」

 

赤い傘に入ると1年間の厄を逃れることが

できると言われ、傘の下で無病息災を祈る。

もちろん、入る。母、厄除け中。

 

笛や鉦や太鼓を鳴らし、練り衆と

赤毛黒毛の鬼たちの行進が始まった。

 

拝殿をまわり、

 

本社の前で踊りが奉納されている・・・が、

人垣で全く見えず。

踊りを見るならちゃんと場所取りをしないとね。

 

人垣の向こうはこんなイメージです。

(京都観光NAVIさんの画像をお借りしました)


時同じくして、別の一行も到着。

 

そして、楼門をくぐりまた町を練り歩く。

 

神橋を渡るとあぶりもち屋さんが

たいへんなことになっていた!

これはお正月よりすごいのでは⁉

 

あぶりもちは1人前600円。

「かざりや」も「一和」も同じ価格。

きなこをまぶしたお餅をあぶって

白みそベースの甘いタレをかける。

焦げとタレのバランスが絶妙で美味しい。

残念ながら今日はこの行列なので

また空いている時に食べに来ることにして、

あぶっている写真だけを撮らせてもらった。

気になる人はネットで検索してみて下さい。

たくさん情報が出ています。

■今宮神社への行き方

◆地下鉄

北大路駅→西へ徒歩約20分

◆地下鉄北大路駅乗換→市バス

・市バス1・北8・M1・204・205・206番

 「船岡山」→北へ徒歩約7分

◆阪急烏丸駅乗換

・市バス46番「今宮神社前」

 

■半木の道(なからぎのみち)

賀茂川の北大路橋から北山橋の間、

府立植物園西側堤防約800mの散策路。

ソメイヨシノと入れ違いで

八重紅枝垂れ桜がトンネルのようになるのです。

 

ちょうど見ごろ!見に来て良かった~!!

 

賀茂川は地元民憩いの場所。

今日は暑かったから(最高気温27度)

子どもたちはまだ川遊びの真っ最中。

▼対岸から

北山橋から。奥に小さく北大路橋がある

北山橋以北、北大路橋以南には

ソメイヨシノの並木が続いていて、

わりと長い期間、桜が楽しめるよ!

■半木の道への行き方

◆地下鉄

北大路駅→東へ徒歩約8分

北山駅→西へ徒歩約9分

◆市バス

・1・北3・北8・204・205・206番「植物園前」

 

大徳寺

今宮神社のすぐ南にある大徳寺

豊臣秀吉織田信長の葬儀を行った由緒あるお寺。

一休宗純千利休ゆかりのお寺でもあり、

大仙院の石庭や瑞峯院の枯山水など庭園美も見事。

常時公開されているのは大仙院くらいなので、

見たいお寺(院)の特別公開の日は要チェック!

またお寺(院)ごとにいちいち拝観料が

かかるのも要注意!

 

水色ルートで通り抜け。(※=過去写真)

▼今宮神社から大徳寺境内に入る。

総見院には信長のお墓がある。(※)

▼特別公開では「織田信長木造」や

信長一族の墓を見ることができる。(※)

▼三門(※)

千利休豊臣秀吉切腹を命じられる原因の

舞台になったとされている。

▼三玄院(※)

石田三成のお墓があるが非公開。

▼西側(地図青○)にある土塀

様々な瓦が埋め込まれている。

▼瓦土塀の前にある母校。

大徳寺への行き方

◆地下鉄

北大路駅→西へ徒歩約17分

◆地下鉄北大路駅乗換→市バス

・市バス1・北8・M1・204・205・206番

 「大徳寺前」 ※1番は出町柳駅が始発

 

■牛若丸誕生井

畑の中にポツンとある。

この辺りの町名はもちろん「牛若町」!

船岡山の東側には「常盤井」もある。

他にも、大徳寺の南にある船岡山は、

京の都の北方を守護する玄武で、

なんと五山の送り火のうち鳥居以外の

5種類が見れちゃう!らしい。

(私は見に行ったことはありませんが)

 

船岡山には織田信長をまつる建勲神社もあるので、

興味のある人はついでにどうぞ(笑)

 

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