◆2021年10月4日(月)/1日目
■13時25分
さあ、山頂へ向けて出発したところで、
あれあれ?
ダンナ、足が攣りかけております・・・
(早目の処置が良かったのか、
その後本格的に攣ることはなかった。)
見上げると思わずため息が・・・笑
砂礫の斜面をジグザグで一気に登ると、
■14時00分
倒壊が進んで屋根のない避難所とケルン。
避難所の一角の際に立つと、
「おーーー!みごとに削られてるーー」
噴火口を半分に切ったみたい。
カールの中央下部にはわずかながらも残雪が。
大きすぎて写真におさまりません・・・
お向かいにそびえる黒部五郎のカールも
とてつもなく素晴らしかったけれど、
全然印象が違う!薬師のカールは荒々しい!
ちなみに・・・
↓ 黒部五郎の山頂から見下ろしたカール
↓ 見上げる黒部五郎のカール
ね。印象、全然違うよね。
(2018年8月撮影)
【黒部五郎岳①】青天井の大伽藍へ(新穂高→双六小屋) - じぶんの一歩
巨大な中央カールを過ぎると
薬師堂がはっきり見えてくる。
すぐ手前のピークは巻いて道がつけられていて、
「なんか、助かる~」
■14時15分
山頂に到着!
真っ先に薬師如来に参拝。
薬師堂から山頂標識を見たところ。
三角点はお堂の向かって右の石垣に埋もれてた。
山頂からは360度の展望が広がるが、
やっぱり一番目を引くのが、足元の金作谷カール。
のんびりタイムに入る。
目の前はこの絶景。
「次はいよいよ鷲羽・水晶やなぁ・・・
雲の平は最後に訪ねよう。
最後の楽園では、登った山にぐるっと囲まれて
時を過ごすのだ!」
写真で確認するのは至難の業だけど、
この日は鷲羽の左に
富士山もうっすら頭を出していた。
北アルプスのオールスターを目一杯堪能する。
■15時15分
下山開始。
海側からどんどん流れてくる雲。
中央カールのパノラマ写真を撮ったりしながら、
ゆるゆると下りる。
小屋が見えるころには
雲はすっかり海になっていた。
■15時50分
薬師岳山荘に戻る。
夕食は17時から。
もう16時過ぎなので、密かに狙っていた
「あんみつ」は諦めることにした。
ダンナのビールを一口もらう。
■17時00分
夕飯、開始。
ここのところ、テント泊か日帰り登山が
続いていただけに、
目の前に用意された暖かくて美味しいご飯に
ありがたみを感じずにはいられなかった。
夕飯後、山荘のまわりをウロウロしてみた。
雲海に浮かぶ白山の向こうに日が落ちた。
どんどん冷えてきたので小屋に戻ると、
ストーブが焚かれていた。
さすがに寝るにはまだ早く、
談話室でしばらく時間をつぶした。
20時も近くなったころ、部屋に戻る。
写真を撮るのを忘れてしまったが、
感染症予防のため1人につき布団1枚、
各布団の間には頭から腰あたりの幅の衝立を設置、
枕には不織布シートが置かれていた。
宿泊予約時、
小屋からインナーシーツ等持参のお願いがあり、
私たちは寝袋で代用することにした。
ところが・・・同室のオヤジたち。
どう見ても直に布団の中に
潜り込んでいるようにしか見えない。
せめて顔まわりのタオルくらいは
持ってくればいいのに…
(インナーシーツを利用している人は
ソロのおにいちゃん1人しか見かけなかった)
早朝のアラームも大音量、話し声も大音量。
いささか配慮に欠けた行動を目の当たりにして
ちょっと残念な気持ちになってしまった。
最後に愚痴ってしまったけれど、
今日は期待通り、薬師岳山頂の大展望を
堪能できて大満足。
これで明日、朝食後すぐ下山できるようになった。
実は帰り道に寄りたいところがあるのです!
←つづく
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【薬師岳①】壮大なカールと黒部源流の山々(折立→薬師岳山荘) - じぶんの一歩
■ここまでのコースタイム
【所要時間】約6時間25分
(休憩時間 約1時間含む)
06:00 折立登山口
07:35 三角点(休憩①)
08:55 五光岩ベンチ(休憩②)
09:55 太郎平小屋(休憩③)
10:35 太郎平小屋出発
11:00 太郎平キャンプ場
11:35 薬師平
12:25 薬師岳山荘(受付・昼食)
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【所要時間】約2時間25分
(休憩時間 約1時間含む)
13:25 薬師岳山荘
14:00 避難所
14:15 薬師岳山頂(休憩)
15:15 下山開始
15:50 薬師岳山荘
■コース上のトイレ
折立登山口、太郎平小屋、薬師岳山荘
■主な費用
薬師岳山荘(1泊2日) 11,000円/1人
・ラーメン 1,100円
・牛丼 1,000円
・三ツ矢サイダー 600円
・缶ビール 600円