じぶんの一歩

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山のぼりと旅。写真たくさん!アルバム日記

【黒部五郎岳④】青天井の大伽藍へ(黒部五郎小舎→新穂高)

◆2018年8月4日(土)/3日目
■4時35分
まだ薄暗い中、黒部五郎小舎を出発。
小屋裏のチングルマの綿毛は朝露を含み、
白く光っていた。イメージ 2
 
■5時20分
小屋から淡々と樹林の中を急登し、
それなりの高度に達したころ
朝日がカールを染めた。イメージ 3
 
足元には、朝日で輝く綿毛。イメージ 4
 
目の前のチングルマ平は
宝石をちりばめたよう!
写真ではとらえきれない
輝きを放っていた。イメージ 1
 
今まで見た中で
一番きれいなチングルマたち!イメージ 5
 
■5時45分
チングルマ平で進路は右へ方向をかえる。イメージ 6
 
この稜線を歩き、奥の三俣蓮華を目指す。イメージ 7
 
この区間
左手は切れ落ちているので足元注意。イメージ 8
 
■6時15分
三俣山荘への巻き道分岐通過。
 
■6時45分
足元注意区間を抜け、少し歩いたところ。
いい眺めだ。
雲の平を取り囲むように山が並んでいる。
北アルプス最深部にして、
この広々とした空間!
たまらないなぁ・・・!イメージ 9イメージ 10
 
三俣蓮華の分岐まであともう少し。
これを登ると向こうの山が見える。イメージ 11
 
■7時00分
三俣蓮華山頂直下の分岐を通過。
お出迎えしてくれた槍穂。
なんかちょっとだけ帰ってきた感。イメージ 12
 
あとひと登りして、丸山で朝ごはんにしよう。イメージ 13
 
■7時20分
丸山山頂付近で朝ごはん。
小屋のお弁当だよ!イメージ 14
 
■7時50分
さあ、出発。
背後に五郎、
イメージ 15
 
行く先には槍穂。イメージ 16
 
丸山を下る。イメージ 17イメージ 18
 
私たちの足で、
今日中に新穂高まで下りることを考えると、
双六台地リベンジはむずかしい。
それっぽい、この写真でよしとしよう。イメージ 19
 
■8時20分
中道に入る。イメージ 20イメージ 21
 
中道一帯はお花畑。
見渡す斜面、
コバイケイソウの祭りのあと。イメージ 22イメージ 23
 
双六岳を通る稜線コースもいいけれど、
中道もとってもすばらしい!
いろんな花が咲き乱れる癒しの道。イメージ 24イメージ 25
 
双六小屋の水源があった。イメージ 26
 
■9時00分
中道分岐を通過。イメージ 27
 
■9時20分
双六小屋で休憩。
 
■9時40分
双六小屋を出発。
双六のテント場はナイスロケーションやね。
「さあ、小池新道を一気に下りるぞ~!!」イメージ 28
 
■10時20分
くろゆりベンチ通過。
くろゆりベンチから少し歩くと
次のポイント、鏡平がちっちゃーく見えた。イメージ 29
 
■10時55分
弓折乗越で小休憩。5分後、出発。イメージ 30
 
今日は土曜日。
個人、グループ、団体さん。
とてもたくさんの人が登ってくる。
ちょうど目の前にあったお花を撮りながら
すれ違い待ちをする。イメージ 31
 
■11時25分
弓折中段通過。
 
■11時45分
鏡平山荘到着!
お昼ごはんにしよう。イメージ 32
 
2日間、楽しみにしていた
コーヒーフロートは完売寸前だった!
ちなみに山荘泊も激混みらしい。
この時間にして、人数多めのグループ客は
双六小屋泊をお願いされていた。イメージ 33
 
■12時15分
鏡平山荘出発。
新穂高温泉のロープウェイの終発
16時30分に間に合うか!?
間に合わないと、
鍋平高原の駐車場まで自力で
登らないといけなくなる。
「登りたくない・・・がんばろう!」
 
鏡平では絶景を味わうこともなく
写真を3枚撮ってさっさと下山。イメージ 34
 
■12時30分
熊のおどり場。イメージ 35
 
■12時50分
シシウドヶ原通過。
 
■13時10分
「ああ、ここは!」
おととい私のヘタレポイント!
記念写真を撮っておこう。イメージ 36
 
■13時15分
イタドリヶ原通過。
 
■13時30分
チボ岩通過。
 
■13時40分
秩父沢で10分休憩。イメージ 38
 
■13時55分
小池新道入口が見えた!イメージ 39
 
体感で5分毎に吹き抜ける
さわやかな沢風でクールダウンしながら
スムーズに下山を続ける。
「もしかして下山スキルがアップした?」
いいえ。それは勘違い。
すべて、小池新道の整備のおかげです。イメージ 40
 
■14時25分
小池新道入口通過。
あとは林道を残すのみ。イメージ 41
 
■14時40分
わさび平で15分ほど休憩。
ロープウェイ、なんとか間に合いそう。
「でも、林道がつらい・・・」
 
■15時35分
お助け風通過。
なんか、もう、
足が疲れきってしまった。
精神的にも疲れた・・・
歩みがどんどん遅くなっていく。
 
■16時00分
ゲート通過。
「人里に戻ってきたよー!」イメージ 42
 
■16時05分
鍋平高原駅までロープウェイに乗車。
鍋平高原駅から駐車場までは
ゆるく下って10~15分。
自力登りを回避できて本当に良かった。
今のコンディションで登ったら
小一時間かかったかもしれない。イメージ 43
 
念願の北アルプス最深部の山歩きは、
天気にもめぐまれすばらしい3日間だった。
歩かなければ出会えない風景の数々。
言葉にならないことがあふれていた!
 
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イメージ 37
 
■今回のコースタイム
●1日目
【所要時間】約9時間35分
(休憩時間 約2時間20分+立ち休憩)
06:30 鍋平高原登山者用駐車場出発
07:00 新穂高センター(登山届20分)
07:20 新穂高センター出発
08:45 わさび平(休憩①25分)
10:25 秩父沢(休憩②20分)
11:40 ピンチのため休憩③30分
13:45 鏡平山荘(昼食35分)
15:30 弓折乗越(休憩④10分)
17:05 双六小屋到着
 
●2日目
【所要時間】約5時間10分
(休憩時間 約45分+立ち休憩)
05:20 双六小屋出発
06:40 双六岳山頂(休憩①15分)
07:55 丸山
08:20 三俣蓮華岳(休憩②30分)
09:45 チングルマ
10:30 黒部五郎小舎到着(昼食)
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【所要時間】約4時間50分
(休憩時間 約20分+立ち休憩)
11:20 黒部五郎小舎出発
13:30 黒部五郎の肩(休憩③5分)
13:50 黒部五郎岳山頂到着
14:00 下山開始
14:15 黒部五郎の肩
15:10 カールで休憩④5分
16:10 黒部五郎小舎
 
●3日目
【所要時間】約11時間40分
(休憩時間 約1時間50分+立ち休憩)
04:35 黒部五郎小舎出発
05:45 チングルマ
07:00 三俣蓮華分岐
07:20 丸山(朝食30分)
08:20 中道分岐
09:20 双六小屋(休憩①20分)
10:55 弓折乗越(休憩②5分)
14:45 鏡平山荘(昼食30分)
13:40 秩父沢(休憩③10分)
14:25 小池新道入口
14:40 わさび平(休憩④15分)
 
■コース上のトイレ
新穂高センター、各山小屋
 
■主な費用
・鍋平高原登山者用駐車場   300円/1日
 ※係員不在の際は支払不能のため無料でOKとのこと
新穂高温泉駅→鍋平高原駅  400円/1人
鏡池山荘
・かき氷           500円/1個
・コーヒーフロート      800円/1杯
双六小屋
・1泊素泊まり       6,800円/1人
・水、お湯           無料
黒部五郎小舎
・1泊2食         9,800円/1人
・水、お湯           無料
 
■今日の温泉
ひらゆの森         500円/1人
・午後9時まで営業
・宿泊、食事、お土産など施設充実
・露天風呂がなんと9つも(女湯)
・貸切湯もあるらしい
・観光客でにぎわっている