じぶんの一歩

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山のぼりと旅。写真たくさん!アルバム日記

【黒部五郎岳③】青天井の大伽藍へ(黒部五郎小舎→山頂→黒部五郎小舎)

◆2018年8月3日(金)/2日目

■11時20分
本日の後半戦は、
小屋番さんのオススメでカールコースで
山頂を目指す。
上り2時間半、下り2時間くらいで
標高差は500m。
尾根コースは足場が悪いところもあり、
時間もかかるとのこと。イメージ 2
 
小舎からカール下部までは
何本かの雪解けの小さな流れと
2かたまりの樹林帯をトラバースし、
じわじわと登っていく。イメージ 3イメージ 4イメージ 5
 
カールがどんどん近づいてきた!
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目の前の樹林帯に突入。
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これがカールへの最後の樹林帯。
これを抜けると・・・
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■12時20分
遮るものなく、カールを独り占め!
なんてすばらしい!!
なんて美しいカールなんだろう!!!イメージ 9
 
しばらくして
自然観察に来たというおじさんに、
「ここは写真撮影のビューポイントだよ」と
教えてもらう。イメージ 10
 
川面に五郎が映る。
日本にもこんな場所があるんだ!
今回一番見たかった風景が
眼前に広がっていた。イメージ 11イメージ 12
 
そして、
これが青天井の大伽藍!!
しばし大自然の美しさと迫力に圧倒される。
まさに感涙ものの風景!
ここまで歩いてきた甲斐があったというもの!
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雷岩は思ったよりだいぶ大きかった。イメージ 13イメージ 14
 
さて。
カールコースにつきものの、
稜線への急登がやってきました。イメージ 15
 
がんばりどころです!イメージ 16
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稜線に出た。イメージ 18
 
■13時30分
肩に到着。5分休憩。
折立からやってきた人はここに荷物を置いて
山頂を目指している。イメージ 19
 
「あ~ガスがやってきた・・・」
「でもいいか。
 一番見たかったカールが青空だったから」イメージ 20
 
■13時50分
「やったーーー!」
やっと辿り着いた黒部五郎の山頂!
感激です!
眺望の大半はガスってしまっていたけれど、イメージ 21
 
薬師岳とカールは青空のもと。イメージ 22
 
山頂から見下ろすと、
黒部のゴーロがカール一面に
散らばっているのがよく分かった。イメージ 23
 
■14時00分
夕飯の時間が気になってきた。
不動さまにご挨拶して、下山しよう。イメージ 24
 
下山しはじめてすぐ、
両側から雲が押し寄せてきた。
まるで終演を知らせるカーテンのようだった。
イメージ 25
 
このあたりはゴロゴロ岩の上を歩く。
金峰山のような、八本歯のコル上部のような、
八ヶ岳天狗の奥庭のような道。イメージ 26
 
■14時15分
肩通過。
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小さく小さく小舎の赤い屋根が見える。イメージ 28
 
稜線からカールへはザレた下りになる。
疲れもたまっているので要注意。イメージ 29
 
■14時45分
カールまで下りてきた。
この角度からは雷岩の割れっぷりが
よく見えた。イメージ 30
 
■15時10分
カールの見納め小休憩。
青天井ではなくなったけれど、
大伽藍に囲まれてお菓子をつまむ。
「あーー幸せ!」イメージ 31
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■15時15分
休憩終了。
 
■15時45分
名残惜しいけれどカールとお別れ。
スピードアップで歩きたいところだけど、
もう足が疲れてしまって、
なかなかスピードがあがらない。イメージ 34
 
こうして見ると小舎は
素敵なところに建っているね。イメージ 35
 
■16時10分
小舎に戻る。
夕飯に間に合い、ひと安心。イメージ 36
 
■16時25分
5分早く夕食の準備ができたとコールがかかる。
更衣室(定員1名)が空かなくて、
着替えることができないまま席に着く。
今日は食堂に40人満席で、3回転。
「ゆっくりと食べてもらえなくて・・・」
とスタッフさん。
何より驚いたのは、
まわりの人の食べるスピードの速さ!
開始15分経つか経たないかで
みなさんすっかり食べ終えてしまい、
食堂には私たちを含む2組しか
残っていなかった。イメージ 37
 
3泊分の用意はしてきているけれど、
明日はできれば新穂高まで歩きたい。
長い一日になるだろう。
何もすることがないので、早々に就寝した。
 
←つづく