じぶんの一歩

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山のぼりと旅。写真たくさん!アルバム日記

【雌阿寒岳】原生林の静、噴気の動(雌阿寒温泉コース)

■2020年8月16日(日)

4泊5日の札幌の旅。

2日目は、旭岳へ。

3日目以降も大雪山系のどこかを

歩く予定を立ててはいたが、

残念なことに、空模様が芳しくない。

予報によると晴れた山域は雌阿寒岳付近。

実は、雌阿寒岳は9月に登るつもりで、

ピーチの成田〜釧路路線の就航キャンペーンで

航空券だけ手配済みなんだけど… ま、いいか。

9月に登れる保証はないわけだし、

雨混じりの3日目は、釧路への移動日に変更!

 

旅の4日目。

6時30分頃、釧路市内のホテルを出発。

阿寒湖温泉へ向かう道路の脇に、

フツーにタンチョウヅルがいた。

私、つい最近まで渡り鳥だと思ってました・・・!

道東のタンチョウは違うんですね。

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目の前に阿寒富士。

いいね~♪

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■8時00分

雌阿寒温泉の硫黄臭漂う中、

静かなエゾアカマツの展示林からスタート。

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■8時15分

1合目からしばらくは、

木の根が露出した登山道を緩やかに

登っていく。

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■8時30分

2合目。

少しずつ傾斜がついてきたかな。

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■8時40分

3合目。

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植生が変わってきた。

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振り返るとハイマツの向こうに

原生林が広がっていた!

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「うわーーーっ!」

富士山の樹海とよく似ているけれど、

山がない。ただただ、広い!

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■8時50分
いったん下り、涸れ沢っぽいところを横切る。

ここから先は頂上まで、一本登り!

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■9時00分

4合目。

眼下に広がる道東の森。

旭岳とは、また違った広がりだ。

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すぐ足が止まってしまう。

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で、眺める。

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足下にたくさんある花のほとんどは

もう枯れていたり、実をつけていたり…

シーズンはすごくキレイなんだろうな。

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でも、数は少ないけれど残ってるお花も。

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■9時10分

5合目。

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緑の中にオンネトーが青い。

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■9時25分

6合目。

よく整備された登山道が続く。

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■9時30分

7合目。

雲が湧いてきた。

「頂上に着くまで、もってくれ〜!」

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メアカンキンバイがまだ残っていた!

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ハイマツの中、上へ、上へ。

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人の丈ほどある大きな岩が出現!

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右手を見ると、雌阿寒のゴーロ!

黒部五郎のカールみたい。

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メアカンフスマも発見!

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■9時45分

8合目。

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もうすぐ火口縁。あと、ひと頑張り!

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■10時00分

9合目!

登りきった稜線から反対側を見ると、

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ポンマチネシリ火口!

吸い込まれそうに深くえぐれた底には

土色の赤沼

勢いよく吹き出る噴気は轟音を響かせている。

あまりの迫力に興奮してしまい、

思わずすれ違いのおじさんに

「これは、スゴイですねーーっ」

などと話しかけてしまった。

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■10時10分

雌阿寒岳の頂上に到着。

朝より雲量は増えてしまったけれど、

まだ見晴らせる。なんとか間に合った!

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雲の流れは早く、

あたり一面真っ白に包み込んだかと思うと、

また青空が顔を出す、を繰り返す。

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両側に火口を見ながら山頂散歩。

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右手にはポンマチネシリ火口と

まんまるい青沼。

奥には阿寒富士。

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左手には、中マチネシリ火口が

荒涼たる様相を見せ、

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勢いよく立ちのぼる噴気の奥には

阿寒湖と原生林が静かに続いている。

このコントラストの妙に心を奪われた。

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■10時40分

山頂を離れるのは名残惜しいけれど、

下山開始。

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だんだんガスが濃くなってきた。

真っ白になる前に、

雄大な景色を堪能することができて、

本当に良かった!

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■10時45分

9合目。雲に突入したかと思ったら、

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■11時00分

八合目を過ぎたころには青空復活!

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オンネトーのアップ。

下山したら、寄ってみよう。

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■11時15分

7合目通過。

 

■11時20分

6合目通過。

 

■11時35分

5合目を通過。

上から見ると、樹林帯の境目が

はっきりと線を引いたかのよう。

 麓との距離がだんだん近くなってきた。

4合目を過ぎればあの森の中かぁ。

いつまでもこの道東の広がりを

ながめていたい気分・・・

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■11時45分

4合目では、休憩していた地元のおじさんと

ガッツリ立ち話。

羅臼岳は熊は出るのか (→やっぱり出るらしい)

遭遇したことはあるのか (→まだないらしい)

熊スプレー (→いつもぶら下げているらしい)

斜里岳の渡渉のこと、

尾根コースがやたら長くて疲れ果てたこと

などなど…

おじさんは来年、富士山と北アルプス

狙っているらしい。

 

■12時05分

樹林帯に突入した。

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■12時05分

3合目通過。

 

■12時10分

2合目を通過。

アカエゾマツの幼木が

ニョキニョキ生えている。

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 ■12時25分

とうとう1合目。

切り株更新中の脇を通り、

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■12時35分

登山口に戻る。

雌阿寒岳がこんなにステキな山だとは、

正直、思っていなかっただけに、

感動ひとしきり。

一昨日の旭岳も良かったけれど、

私は雌阿寒の方が好きだな。

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下山後はオンネトーへ。

学生の頃、えりも岬YHで

オンネトーがいい!オンネトーがいい!」

と聞いてから、

一度来てみたかった秘境の湖。

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さっきまでいた、雌阿寒岳

阿寒富士が仲良く並んで、

緑がかった湖面にその姿を映していた。

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大雪山(旭岳)はこちら

jibunnoippo.hateblo.jp

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■今回のコースタイム

【所要時間】約4時間35分

(休憩時間 約45分含む)

08:00 雌阿寒温泉登山口

08:15 1合目

08:30 2合目

08:40 3合目

09:00 4合目

09:10 5合目

09:25 6合目

09:30 7合目

09:45 8合目

10:00 9合目

10:10 山頂(休憩)

10:40 山頂出発

11:15 7合目

11:45 4合目(立ち話)

12:05 3合目

12:35 雌阿寒温泉登山口

 

■コース上のトイレ

雌阿寒温泉駐車場

 

■主な費用

雌阿寒温泉駐車場  無料

 

■今日の温泉

野中温泉別館  400円/1人

・秘湯感バッチリ

・硫黄臭がすごい

・お湯は42度程らしいがもっと熱く感じた

・浸かった部分が真っ赤になる

・わりと丸見えの男湯露天風呂(ダンナ談)

・女湯は作業場側なので一般人からは見えない

・内湯は洗い場なし

 

■旅の費用メモ

札幌4泊5日ツアー代   19,000円/1人

(GOTO割引後の価格)

・サッポロスマイルクーポン

 12,000円/1人4泊分をもらった

ETC北海道観光フリーパス  8,000円

(3日間高速乗り放題)

レンタカー         16,000円