◆2019年8月8日(木)/2日目
中国のウユニ塩湖こと、チャカ塩湖へ向かうバスは
菜の花畑とヤクを放牧する草原を抜けて
どんどん高度を上げていく。
ツアーの日程表では3800mの峠越え!
山間の道を登り、そして下ってしばらく。
真っ白な塩湖が見えてきた。
ボリビアはちょっと遠すぎるから、
おとなり中国で塩湖を堪能するぞーー!
■12時15分頃
いつの間にか高速道路?を走っていたんやね。
うたた寝を繰り返していたのでよく分からないや。
チャカ東出口に着いたころには
すっかり青空が広がっていた。
ここはもう、チベット自治区の端っこ。
チャカ塩湖の景区に入場する前にお昼ご飯。
景区すぐのレストランでバスが止まった。
どんどん料理が運ばれてきた。
野菜中心のメニュー。それほど辛くない。
そして、ここでもやっぱり茄子が美味しかった。
中国では、茄子の炒め物にハズレなし。
品数も多く、味も口に合ったし、高評価の昼食!
■13時25分頃
いよいよチャカ塩湖へ!
ガイドさんから入場券をもらって、ゲートをくぐる。
ここには西寧駅から列車でもやってこれる。
1日1往復、片道約4時間くらいだったかな?
観光コースの案内板。
これから行かれる方、参考にしてみて下さい!
私たちはトロッコ列車に乗って、
徒歩で戻ってくるプランを選んだ。
が!!!
この混雑ぶり!一向に前に進まない。
■13時40分頃
しばらく並んでみたけれど、
時間ばかりが過ぎていくので歩きに切り替える。
なんせ1時間半でバスに戻らないと
置いてかれてしまうからね。
広場まで1kmちょっとだったかな?
実は、私たち。
この時は気づいていなかったけれど、
痛恨のミスを犯していた!
それは帰りのバスの集合時間の確認。
青海湖の時と同じように、
ジェスチャーを交え、メモ帳に「3時」と書くと
「OK」とのこと。
つまり、観光時間は「約1時間半」。
「短くね?」とは思ったんだけど、
なんせ日本では情報が少ないチャカ塩湖。
この時間で見れるのかと思ってしまった。
実は、これが大ミスだった!
なんとガイドは「観光時間が3時間」のつもりで
うなずいていたのだーー!
「15時」とか「PM」とか書かなかったがために
意志の疎通に失敗してしまった。
青海湖の時は「10時」だったから
行き違いは起こらなかったんだね。
集合時間の行き違いは後に分かることで、
この時は時計とにらめっこしながら
塩湖まで早歩きで歩を進めた。
■13時50分頃
広場に到着。
どうやらここから塩湖が見渡せるみたい。
「おーー!真っ白!」
さっさと下へ降りよう!
大きい石でできたモニュメントが
いくつかあったけれど、
風景が広すぎて写真におさまらない。
線路沿いの歩道をどんどん歩いていく。
歩くにつれ、周囲が真っ白になっていく。
まるで雪のよう。
さっき、小さく見えていたモニュメント。
近づくと、とても迫力があった。
線路の両脇に塩湖がひろがっている。
私たちは進行方向左側の塩湖を
楽しみながら歩く。
青い空と白い湖。
これを絶景と言わずに何と言う!!
標高3059mにある湖は
雲や山、そこの立つ人を映し、
まさに「天空の鏡」だった。
時間がなかったので(ホントはあったけど)
あまり先には進まず、塩湖での記念撮影!
周りの人がフレームインしないよう
気をつけてシャッターをきる。
塩湖の黒いところに足を置くと
底なし沼のようにはまってしまうらしい。
はまってはたいへんと、
絶対大丈夫だと思われる部分を選んで歩いたから、
自分の姿は水面に映り込まず、
その代わり影がくっきりと映っていた。
風が強く、わりと肌寒い。
とても裸足で入る気にはならなかった。
■14時25分頃
時間が気になって仕方ない。
折り返そう。
帰りはトロッコを利用。
すぐにやってきた列車は
前の駅で乗車率9割超え。
どこに座っていいのか迷っているうちに
グイグイいく中国人に負けてしまった。
結果、乗れずに次のトロッコを待つ。
塩湖の必須アイテム、「映える赤い布」は
ツアー参加のプレゼントでバスで配られたもの。
ちょっとだけポーズを取ってみた。
トロッコのドアは手動で自分で開けてOK。
図々しく乗り込むのがコツだと思う。
でも次の電車では、駅員さんが誘導してくれたので
なんとか乗ることができた。
とてもあわただしかったけど、
十分塩湖を楽しめたな~
■14時50分頃
景区のゲートまで戻ってきた。
オンタイムや!
お約束の出口にあるお土産ロードを
足早に通り抜け、駐車場へ。
ちょうど3時。
バスに到着するけれど、様子がなんかおかしい。
車内に人影がまったく見えないではないかー!
「????」
バスに近づいてみると、運転手さんが
荷物置き場のドアをフルオープンにして
お昼寝していた。
「どう見ても出発はまだまだ先やん・・・」
「一体、集合時間は何時だったんだろう?」
再入場するにも
何時に戻ればいいかが不明のままでは、
それこそ置き去り必至。
そこで、駐車場横にある塩湖観光塔(20元)に
登ってみることにした。
高さは27.84m。
エレベータ-にはほとんど並ばず乗れた。
真っ白な湖に突き出している茶色いところを
歩いてたんやなあ。
あの山の向こうは憧れのヒマラヤ山脈。
見えている山も相当高い。
3200mから眺めてあの高さ。
標高はどのくらいあるんやろ?
靴についた塩がお土産?
湖の中に素足で入る人は
ふき取り用のシートを持参してね!
■17時頃
長すぎたロスタイムの後、バス発車。
チャカ塩湖は今回の旅のメインその1だったので
ちょっと惜しい気もしなくはないが・・・
でも見たいものは全部見れたから、問題なし!
なんたって、青空だったのが最大のラッキー!
バスは一路、西寧の街へ。
塩を運ぶトラックや
いろんな省のナンバープレートを
つけた車に混じって
日月山を越えていく。
高度計は3450mを示していた。
途中のガソリンスタンドで給油と
トイレ休憩のためバスが停まった。
西寧まで渋滞も予想され、まだまだかかりそう。
ここで、訪中5回目にして、初めての、
ニーハオトイレに遭遇ーー!
建物はあるものの、内部はフルオープン!
「まだあったかーーーーー!!!!」
かなりの衝撃を受けるが、
周りはフツーに用をたしていたので、
平気なフリして使用してみた。
どうせここには中国人しかいないし、
もう二度と会うことのない人ばっかりだからね。
このニーハオトイレ、
大きめの穴があいているだけで、便器もないから
すいこまれそうな恐怖感がハンパない。
でも、落ちないように
下をちゃんと見ないといけないのが
辛いところ・・・
下からはハエが沸き上がってくるし、
もちろん、臭いも強烈。
ある意味、
この旅で一番貴重な?体験だったかもしれない。
私はまたひとつ扉を開いてしまった。
まだまだ強くなれる!
■21時45分頃
西寧に戻る。
長い一日だった。
ゲストハウスの近くで軽く食べようと思ったが、
出てきた麵はかなりのボリュームだった。
右が炒面(14元)、左が炸醤刀削面(11元)。
昨日、今日とよく移動した。
明日の朝は普通に起きて夕方の列車まで
市内観光をしよう。
訪ねるのは、
イスラム教の東関清真大寺と
チベット仏教のタール寺!
←つづく!
■今日の主な費用
(全て1人分・1元=約16円)
青海省中国青年旅行社バスツアー 560元
(入場料、朝食、昼食、お土産2種含む)