◆2019年8月14日(水)/8日目
長かった中国旅行もとうとう最終日!
(旅の運賃や入場料などは
この記事の最後にまとめて記載)
この8日間、
ほとんど雨に降られなかったのは
幸運としかいいようがない。
青海省から入り、陜西省を経由して
内モンゴル自治区へ。
この順番はとても良かったと思う。
心にしみる穏やかなモンゴルの草原を
脳裏に焼き付けて日本へ帰ろう。
●今日のスケジュール
シラムレン草原→呼和浩特市内→上海
■4時40分頃
ゲルでは寒さを感じることなく
ぐっすり眠ることができた。
朝、そっとゲルの扉を開けると、
天には満点の星が輝いていたが、
あっという間に空は淡い群青に変わり、
オリオンは姿を消していった。
■5時20分頃
東の空が焼けている。
もうすぐ日の出。
■5時45分頃
旅の最後をしめくくる朝日が
静かに、そして力強くあたりを照らす。
ぐんぐん日はのぼる。
山の上からでも、ここ草原でも、
自然の中で見る日の出は
胸がじーーーんとする。
私はほんのり紫がかったピンクの空が
好きだなぁ。
うしろには影が伸びる。
夕陽の時もそうだったけれど、
今まで見たこともない、
それは長-い、
長--ーー-い影。
夜露は朝日に輝き、
柵の中の羊はオレンジ色に。
昼間は放牧している羊たち。
夕方になるとここに帰ってきて
夜を過ごす。
すっかり日がのぼった。
ゲルに戻ろう。
■8時40分頃
朝食はモンゴル式塩ミルクティー
「ステーツァイ」。
「お好みで砂糖や炒った粟を入れてね」
とスタッフさん。
日本のミルクティーとは
違うと思いながらも、
一口目、「!?」となった。
とてもあっさりした味だった。
手作りビスケットは歯ごたえがあり、
(乾パンより少し軟らかい程度)
ステーツァイに浸してもいいし、
そのままでもOK。
私は砂糖を入れたステーツァイと
そのままのビスケットを何枚も食べてしまった。
なんか、クセになりそう・・・!
すっかり空はモンゴリアンブルー!
これはゲル隣接の
オーナー家族がお住まいの母屋。
そろそろ街に戻る時間がやってきた。
■9時30分頃
お世話になりました!
呼和浩特へ向かって出発。
多くのツアーはこんな巨大な観光用ゲルを
利用するんだろうな・・・
夕べ、いくつかの打ち上げ花火が
遠くに小さーく見えたのは、
こんな宿泊施設のイベントのはず。
音楽もうっすら聞こえていたので、
さぞかし大音量で
楽しくやっていたんだろうね。
それはそれでいいのかもしれないけれど、
私は素朴なゲルで民泊する
アンダのツアーの方が良かったな。
■11時45分頃
呼和浩特のアンダゲストハウスに戻り、
ツアーは解散。
みんなで記念写真を撮った。
聞けば、写真左のUKのカップルはこの後、
北京で万里の長城を見てから、
東京に行く予定とのこと。
彼らは1年かけてアジアを旅していて
最後の国が日本なんだって。
もちろん、再会を約束し、
後日、東京で2度夕食を楽しんだ。
今でもたまにSNSを通じて、
連絡を取り合ったりしているよ。
(ラグビーのW杯で盛り上がっている!)
上海までの飛行機までまだ時間がある。
シラムレンから帰ると、スタッフさんが
「出発までこの部屋を使ってください!」
と相部屋ではなく個室に案内してくれた。
「えー!なんと親切な!」
これこそ、「神宿」!!!
呼和浩特旅行を検討中の方には、
強くオススメしたい!
■12時30分頃
いよいよ中国での最後のごはん。
近所のレストランストリートにやって来た。
「何食べようかな~」
右手に映っているお店に入ってみた。
ほとんど毎日羊を食べていたけれど、
食べ納めもやっぱり羊・・・(笑)
そして、この羊串、
昨春の張掖や昨秋の天津、
そしてこの旅で食べた羊串の中で
一番、ウマかった!
食後はゲストハウスのご好意で
使わせてもらっている部屋で
昼寝して体を休めた。
■17時00分頃
空港へ向かう。
空港へはアンダの車をお願いした。
(メモをとるのを忘れてしまったから
正確な代金は忘れてしまったけれど、
100元くらいだったような気がする・・・)
最後にプレゼントにと、
ステキなパスポートカバーをいただいた。
どうもありがとう!!
■20時00分
呼和浩特を発つ。
・呼和浩特/20:00→上海/22:40
・CA1553
離陸してしばらくすると
機内食のサービスが始まった。
エッグバーガー・・・なんだと思う。
これ1個のみ。
あったかいだけで、まったく味がしない。
「うわっ、まずっ!!」
一口食べて、全部残しちゃった。
期待はしていなかったけど、あんまりだ。
世界三大料理の国なんでしょ?
中国、どうした⁉
定刻で上海に到着。
明日早いので、
今晩は空港内のホテルを利用。
ホテルへの移動で一瞬外に出ると、
久々のまとわりつくような、
日本とよく似た高温多湿の夜風が吹いていた。
ホテルの部屋は、これも久々の都会のニオイ。
(とくに水回り)
明日の準備をして床についた。
◆2019年8月15日(木)/9日目
●今日のスケジュール
上海→羽田
■7時00頃
上海浦東国際空港。
ただいま西日本に台風接近中。
香港や、大阪便は欠航の表示が・・・
羽田便は、9:10DELAYED。
遅れても、飛んでくれるだけありがたい!
・上海/08:25→羽田/12:20
・NH972
■12時00分すぎ(日本時間)
いつになく異様に分厚く発達していた
雲海を飛び越えて、
揺れはしたけれど、無事帰国。
今回の旅行は、
いつもの週末旅行だと、
3つ分を一気にまわったプラン。
どのエリアも想像以上に
魅力あふれる大自然や歴史遺産があふれていた。
その中で、強いて一番思い出深かったことを
挙げるとすれば、
それは、内モンゴルの草原で見た
太陽かもしれない。
■今回のスケジュールと運賃など
(1元=約16円 ※全て1人分)
●1日目
羽田/09:05→北京/12:00(現地時間)
(全日空NH961便)
北京/17:15→西寧/19:45
(中国国際航空CA1261)
・日本・中国間はマイル利用のため
燃油代・手数料などのみ
往復約17,000円
西寧空港→市内シャトルバス 21元
●2日目
青海湖・チャカ塩湖バスツアー 560元
・景区入場料含む、朝・昼食、お土産付
・青海省中国青年旅行社
●3日目
東関清真大寺→西寧駅バス 1元
・東関清真大寺入場料 無料
西寧駅→タール寺バス片道 4元
・西寧駅 荷物預かり 10元/1個
・タール寺入場料 70元
西寧/18:45→蘭州/22:32 K816
(硬臥/下段1,358円・上段1,233円)
蘭州/23:52→西安/翌09:27 K368
(硬臥/下段2,732円・上段2,559円)
●4日目
・西安駅 荷物預かり 10元/1個
・兵馬俑入場料 120元
・城壁入場料 54元
西安/17:06→延安/20:34 K1686
(硬臥/下段1,639円・上段1,514円)
●5日目
甘泉雨岔大渓谷ツアー 220元
・景区入場料・シャトルバス代含む
・延安黄土情旅行社
延安市内公共バス 2元
延安/21:48→包頭/翌05:24 K1674
(軟臥/下段3,497円・上段3,356円)
●6日目
包頭/07:40→呼和浩特/9:47
(新空調硬座/24.5元)
呼和浩特市内公共バス 1元
●7日目
シラムレン草原ツアー 580元
・昼・夕・朝食付
・アンダゲストハウスのツアー
・乗馬 150元
●8日目
ゲストハウス→空港送迎車 100元
(アンダゲストハウスに依頼)
呼和浩特/20:00→上海/22:40
(中国国際航空CA1553 便)
●9日目
上海/08:25→羽田/12:20
(日本航空NH972 )
宿泊交通費、食費、レジャー費など
旅の代金1人分、なんと合計約9万円!!