◆2019年8月12日(月)/6日目
西寧から呼和浩特まで約2000km。
札幌から下関くらいの距離になるのかな?
よく移動してきたもんだ。
包頭の砂漠をパスした今日は、
この旅唯一の休息日。
ゲストハウスの周りを散歩して過ごそう。
明日は内モンゴルの草原が待っている!
●今日のスケジュール
包頭→呼和浩特(市内散歩)
■5時40分頃
夜が明ける。
車窓には薄紫に染まる湖沼が広がっていた。
■6時00分頃
包頭駅到着。
私たちがわざわざ包頭に寄り道したのは、
「クブチ砂漠」に行ってみたかったから。
でも、日本での事前リサーチでは、
ツアーに参加するか、
タクシーをチャーターする以外、
適当な砂漠へのアクセスは
見つからなかった。
駅前はタクシーの客引きだらけ。
日本から予約していた列車は
包頭までだったので、
「クブチ砂漠」へのアクセスを探すよりも、
まず先に、呼和浩特までの列車のようすを
確かめておかないと・・・
しつこい客引きを追い払うようにして
切符売場へ向かう。
「今天 PM6:00 D6776 二等 2个
包頭→呼和浩特」
窓口でメモ渡すと、「没有!」と首を振られた。
「ん?何ですと?」
「何時があるの?」と(筆談で)聞くと、
「7:29 K42東駅、7:40 K692」だって。
それ以降の便はなんと
D列車だけでなくK列車も全便満席だった!
「マジですかーーー⁉」
一旦、列を外れて作戦会議。
予想外の出来事だったわけだが、
なんだか楽しそうなダンナ。
バックパッカーの血が騒いじゃったみたい。
情報不十分の「クブチ砂漠」に行き、
その後、無座に乗車するプランは
リスクがある。
結局、K692で呼和浩特に向かうことにした。
列車までの時間を利用して、
駅前のマクドナルドで朝食をとる。
店を出てもなお手を振ってくれた
マッククルーの笑顔が印象的だった。
■7時25分頃
ついにこれがこの旅最後の列車になる。
・包頭07:40→呼和浩特9:47
・新空調硬座 24.5元
この列車、昆明を出のは一昨日の20時49分!
その走行時間で大陸広さを感じるなぁ。
実は、硬座に乗るのは今回が初めて!
指定席だけあって、
シートは想像以上に軟らかかった。
文字の印象から、もっと硬いシートだと
思い込んでいた(笑)
リクライニングはしないけれど、
昼間の2時間だったら余裕で乗れる。
左手は陰山山脈。
■10時00分頃
呼和浩特駅に到着。
2000kmの鉄旅が
とうとう終わってしまった。
西寧、西安、延安と個性的な街を
訪ね歩いた5日間が
もう早くも懐かしく思える。
■11時40分頃
これぞ神宿!!
アンダゲストハウスAnda Guesthouse
に到着。
つきあたりのタルチョが目印。
バス(1元)に乗ったものの、
ゲストハウスから離れたところで
下車してしまったので、
迷いながらずい分歩いてしまった。
コレ、夜だったら見つけられなかったかも・・・
突き当って左に折れると入口があった。
もともとチェックインは夜としていたから、
早すぎる到着に驚かれた。
宿泊と明日のシラムレンツアー参加の
手続きをすませる。
ここは外国人専用のゲストハウスなので、
英語でのやり取りがOK。
夜の到着予定だったにもかかわらず、
すぐに部屋に通してくれた。
ありがたい!
シャワーとトイレ付きのこの部屋は
1室170元。
中庭。
奥のゲルではモンゴルの民族衣装も
着ることができる。
■13時00分頃
ゲストハウスからすぐの
レストランストリート。
どんな店があるのか、ぶらっと見て回る。
お昼に入ったお店は成都料理なのかな?
冷蔵庫から好みの串をとって、
火鍋の要領で食べる。
このスタイルは初めてやなー。
昼食後、歩いていると
「蜜雪冰城」を見つけたので
またもやタピオカミルクティーを
注文してしまった。
日本では全く飲む気にならないんだけど、
台北や中国で見かけると
ついつい飲んじゃうんだよね。
レストランストリートに戻り、
マッサージ店に入ってみた。
39元で足と肩を40分くらいかな?
スタッフもにこやかで感じの良いお店だった。
なんでもこのマッサージ店は
呼和浩特で大流行していて
市内に40店舗もあるらしい。
ここは7カ月前に
オープンしたばかりなんだって。
椅子に案内されると、
となりのおばさんが、声をかけてきた。
しかも流ちょうな日本語で。
驚くことに、私たちと同じ沿線、
電車で15分くらいの所に
お住まいの方だった!
お父さんが病気になり、
呼和浩特に里帰り中だとか。
いろいろ通訳してくれて助かりました。
マッサージ後、ゲストハウスに戻り
窓を開け放して少し横になる。
昼寝にちょうどいい気候だった。
■18時45分頃
夕飯は地元で評価の高い、
羊肉のしゃぶしゃぶにしようと決めていた。
レストランへは、
宿から近い満都海公園を通り抜けて向かう。
「夜はライトアップするからキレイだよ」
とアンダのスタッフが言っていた。
大きな池のまわりぐるっと遊歩道がある。
都会の中のオアシスといったところか。
広場では卓球のラケットみたいなもので
バドミントンをする人や、
健康遊具で体を鍛える人がたくさんいた。
背中をほぐすおじさん。
隣でやってみた。
遊歩道にずらっと新旧時代の漢詩が
ならんでいた。
「これ、授業でやったよなーー!」
公園の前の道は工事中。
地下鉄かな?
■20時00分頃
お目当てのレストラン、
「額尓敦餐飲」に到着。
2組くらい待って席に通された。
(このお店は呼和浩特空港にもあった)
タレや果物はバイキング形式で
好きなものを好きなだけ味わえる。
臭みが全くない羊肉のしゃぶしゃぶ。
「うまーーーーっ!!!」
そして、このヨーグルトも絶品。
はちみつが上にかかっています。
レストランからの帰り道。
コンビニでヨーグルトジュースを
買ってみた。
安くておいしい!
さすが内モンゴル、乳製品メーカーの街。
さあ、明日はいよいよこの旅の
クライマックス、シラムレン草原へ・・・!!
←つづく!
■今日の主な費用
包頭→呼和浩特
・新空調硬座 24.5元
公共バス 1元