◆2018年6月30日(土)/1日目
まさかの早さで梅雨明けした29日。
間近に槍ヶ岳を見るのは
久しぶりのような気がするなあ。
期待に胸を膨らませ、
仕事を終えると、安曇野へ車を走らせた。
■7時35分
登山者用駐車場を出発。
昨晩1時ごろに到着した時には
数台の空きがあったが、
出発時はもちろん満車だった。
■7時55分
一ノ沢登山口到着。
このあとすぐ、登山道を整備する方々や、
撮影隊ご一行がやってきた。
身支度や準備体操をしながら、
私はドローンの試運転を物珍しくながめていた。

■8時20分
さあ、出発!
今日は小屋泊。
あわてず、ゆっくりと歩ける!

■8時35分
山の神に今回の登山の安全を願う。

■8時45分
古池通過。

一ノ沢の本流脇をゆるやかに進む。


■9時25分
大滝ベンチで、朝ごはん休憩。

■9時50分
大滝ベンチ出発。
まだまだ先は長い。

何度も渡渉を繰り返す。
ここまで、道がはっきりしているせいか、
ピンクリボンがとても少ない登山道・・・
リボンはないけれど、
前方の木材がナナメにおかれている
ポイントが目指す道。

階段でした。


また沢に出た。
大きな岩の右手をまわって川を渡る。

上は雲の中。

振り返ってみる。

そして、何度目かの渡渉。

お花が多くなってきた!


川のような登山道がしばらく続く。
この道は防水靴必須!

融雪がどんどん進んでいる。
雪解け水の勢いに
涼を感じながら登っていく。

■11時20分
笠原沢出合付近。

このあたりから
さらに花が豊富に!

今年は当たり年かな!?

雪のトンネルが出来ていた。
近づくと、とっても涼しい!

雪の右手を歩こう。
雪解けすぐで、道がない状態。
じゅくじゅくでずるずるで、
足場が悪いが、
雪上を歩くよりはずっと安全かな。

雪上に出た。
雪のトンネルを見たばかりなので、
より慎重に、ふみ跡をたどる。

■11時40分
雪上歩きが終わると、胸突き八丁。
このあたりから虫が群がりはじめ、
目にも、鼻にも、耳にも、
虫が飛び込んでくる・・・
私は虫除けローションが手薄だった耳を
刺されてしまい、下山後も10日ほど、
虫刺されに悩まされることになってしまった。

胸突き八丁の急登は思ったより短かった。
急な階段を登るとキスゲたちがお出迎え。



透明になったところを見てみたい!

休憩する人が見える。
最終水場かな?

■12時05分
丸太橋を渡って、最終水場通過。

胸突き八丁を過ぎ、すっかり油断していたが、
実は、ここからがこのコースの頑張り所だった!
地味な急斜面をジグザグに登っていく。

■12時20分
第1ベンチ通過。

■12時35分
第1ベンチと第2ベンチ間が
やけに長い~!
ずい分疲れがたまってきた。
やっと現れた第2ベンチで最後の休憩。
駐車場からずっとスマホの電波が届かない
登山道だった。
それが、ここにきて突然電話がなり、
電波が届くポイントだと気づく。
登山の状況を家族にも連絡。

■12時50分
休憩終了。

■13時00分
第3ベンチ通過。

第3ベンチから約10分。
視界が開けた。
周りの木々が一気に低くなりはじめた。

残雪の上の稜線もすぐそこ!

「これをまわりこんだら乗越かな?」

まだもうちょっとありました。
でも人の声がする。
「いよいよラスト!」

「見えたー!!」

■13時15分
常念乗越到着!

■13時20分
常念小屋にチェックイン。

私たちは2階の1室、

定員12名(布団6枚)の部屋を
九州から来ていたベテラン夫婦と
4人で使用させてもらった。

部屋に荷物を置いて、
小屋のテラスで昼食をとる。

北穂と大キレットが雲に見え隠れ。

夕食まで時間があるので、
コマクサ探しにでかけてみることにした。
テント場から横通岳方面へ
ちょっと行ったところに咲いていると
小屋のスタッフさんに教えてもらった。


「あった!」

ふもとで見かけた撮影隊も
コマクサを撮りにやってきた。
聞けば、常念口登山案内人組合の
100周年記念登山に同行し、
記録フイルムを撮っているとのこと。

コマクサ地帯からの常念岳は
あいかわらず雲の中。
まるで肩が山頂のよう・・・
「明日は晴れるかな?」

戻って外のベンチでゆっくりしよう。


一瞬見えた槍の穂先。
どこに写っているかわかりますか?

■17時00分
夕食タイム。

明日の晴天を願って、就寝。
←つづく