◆2021年7月22日(木)
利尻山に再びやってきた。
この山は31年も前、
親友と一緒に旅した思い出深い山だ。
ガスの中を歩いたあの日より、
今日は断然天候に恵まれている。
楽しみであり、懐かしくもある登山スタート!
■4時10分
宿の方に利尻北麓野営場登山口まで
送迎をお願いした。
早朝からありがとうございます!
■4時15分
外来種の侵入を防ぐため、
ここで靴底をしっかり洗ってから出発!
今日は長丁場。ゆーっくりと登らないと。
■4時30分
甘露泉水で今日の力水を汲む。
冷たくて美味しい。水量も豊富!
ここから1~2分歩いたところが3合目。
■4時35分
ポン山、姫沼分岐。
まずは長官山、そして利尻山を目指す!
■5時00分
4合目・野鳥の森に朝日が差し込んできた。
まだ利尻山の麓に近いので、傾斜は緩やか。
さすが北海道。早くもオトギリソウだ!
■5時35分
5合目・雷鳥の道標通過。
この辺りに雷鳥がいるのかな??
■6時10分
6合目・第一見晴台に到着。
登山道はいつしかハイマツの中。
ちょっと雲が多いなぁ。海が見えない・・・
6.5合目には登り始めて最初の
携帯トイレブース1基がある。
■6時35分
七合目・胸突き八丁を通過。
運がいいとシマリスと出会えるんだって!
「会いたいよ~」
「胸突き八丁」いろんな山にあるこの響き・・・
心して登り出す。
この赤い標識、
31年前と変わらぬデザインではありませんかー!
確か○合目もこの赤い標識だったように思う。
「それにしても、急坂が続くなぁ」とつぶやいて、
「そういえばここ、胸突き八丁だった」と再認識。
■7時10分
第二見晴台。
雲が切れ始め、鴛泊が見えていた。
眺望を楽しみながら、登山弁当を半分食べる。
(おにぎりは2個あった)
■7時30分
長官山へ向け、ハイマツの道を再スタート。
■7時40分
8合目・長官山に到着。
そして・・・!ここにきて初めて、
利尻山が、どーーーーーん!!
なんて、きれいな山容!
避難小屋まであと15分。
山頂までは、まだまだかかるね・・・
ゆるく下ったところに避難小屋が小さく見えた。
■8時00分
避難小屋に到着。
ここは強烈な思い出が・・・
小屋の戸がガラッと開いて、ウルトラマンが
出てきた思い出の避難小屋なのだ。
『ウルトラマンご一行様へ。
今でもお元気で山に登っていますか?』
小屋の裏手に、携帯トイレブース2基があり、
ここで携帯トイレを初体験!
床は金網、においもなく思った以上に快適だった。
■8時25分
避難小屋出発。お花がどんどん増えてきた。
振り返ると、3時間ちょっとかけて登った
長官山が低く、遠くなっていた。
どんどん傾斜が急になってくる。
山の形を想像したら、
これからきつくなる一方だよね・・・
でも、行けども行けども続く花の道。
疲れも幾分和らぐね。(たぶん・・・)
■8時40分
いよいよ、9合目!
ちょっとした広場のようになっていて、
最後のトイレブース1基あり。
「おっ!あれは礼文島?」
■8時50分
9合目を出発。「ここからが正念場」ですと?
もう結構疲れてるんですけど・・・
雨と登山靴でえぐられた登山道。
傾斜も増して、歩きにくくなってきた。
眺望がひらけるとこの通り。
「気持ちいいねー!」
火山島だな、と感じる足元。
木段を上がると、
右手に、お待ちかねの、リシリヒナゲシ!!!
登山道のすぐ脇に咲いてました!
うすいレモン色の花びらが、なんとも可憐で美しい!
まだまだ、急な登りは続く・・・
この高度感!「登ってきたなーー」
あともう少し!
ここのジグザグの道は、富士山を彷彿させた。
■9時25分
沓形分岐は9合目半らしい。
9合目からが、やけに長いのぉ・・・
立ち休憩を兼ねてお花の写真を撮りつつ、登る。
3mスリットに突入。
曖昧ながらも、31年前の記憶には
全くない登山道。おそらく以前はこんなに
えぐれていなかったんだろうと思う。
これを登りきったら、山頂は間近!なはず。
とうとう山頂の祠が見えた!
「いぇーーーーい!!」
■9時45分
山頂に到着!
ローソク岩の向こう、
島の南~西側は雲海が広がっていた。
登山弁当の残りを食べようと、
祠からほんの少し奥に移動すると、
見事なボタンキンバイの斜面が待っていた。
←つづく