◆2020年7月19日(日)
水芭蕉、盛夏の朝もや、紅葉、
そして残雪。
歩いてみたけれど、
なかなか機会に恵まれなかったのが
ニッコウキスゲのシーズンだった。
予報によると、尾瀬エリアの午前中は
梅雨の晴れ間とのこと。
これは、チャンス到来!!
■4時40分
戸倉第1駐車場の車の数は6割くらい。
4時30分頃から乗り合いタクシーは
人数が揃い次第どんどん発車していたので、
駐車場バス停には、登山客は、
ほとんど残っていなかった。
私たちは並ばずして始発のバスに乗車した。
林道途中のゲートに早く着いてしまったので
先発のタクシー数台といっしょに
5時までオープンを待つことになった。
結局、先発のタクシーもバスも、
鳩待峠に着くのは同じ時間だった。
■5時10分
鳩待峠駐車場に到着。
■5時40分
休憩所のベンチで朝食をとっているうちに、
すこしずつ空が明るくなってきた。
「朝もやは晴れ」というし、
さあ、期待して出発!
静かだー。誰もいない。
すーっと伸びる木道が先まで見える。
水芭蕉スポットも葉っぱだらけ。
川上橋のたもとに咲いていた
ヤマオダマキ。
■6時45分
ついに人影を見ることなく、
山の鼻に到着。
ビジターセンターでどんなお花があるか
勉強してから湿原に出たかったけれど、
まだ時間が早く、閉まっていた。
尾瀬ヶ原へ。
ワタスゲはそろそろ終わり。
ふりむくと、
青空と至仏山がくっきり。
こんな青空ひさしぶりに見たなぁ。
「あー、このナスみたいなやつ・・・
前も見たなぁ。何て名前?」
→オオマルバノホロシでした。
燧ヶ岳方向は雲多し。
それにしても空いている。
今日は梅雨の晴れ間の日曜日なのに。
こんなに人のいない尾瀬は初めて。
足元にはいろんなお花が咲いていて
目を楽しませてくれる。
▼トキソウ
▼つぼみが開いたばかりのトキソウ
逆さ至仏と、
逆さ燧。
再来週は燧ヶ岳を登る予定。
雨が降りませんように・・・!
■7時30分
貸し切り状態の牛首分岐に到着。
ちょっと休憩。
今年の山旅のおともは、消毒ジェル・・・
※ビジターセンターやトイレなどには
アルコールが設置されてました。
■7時40分
牛首出発。
東電小屋方面へ。
■8時00分
橋をわたるとすぐ。
黄色が目に飛び込んできた!
「これだよ、これーーー!」
「これが見たかったんだーーー!!」
これは写真大会開始しないとですね!
東電小屋に向かいます。
■8時25分
逆さ燧ポイントその2。
鏡になった水面。
地塘のフチを彩るキンコウカ。
尾瀬ヶ原一面に咲いていて、
とってもキレイ!
にょきにょき育つミツガシワ。
モウセンゴケも色鮮やかに。
■8時35分
ヨッピ吊橋を渡る。
おがくずがまだ残る、出来立ての木道。
東電小屋まであともうちょっと!
■8時50分
東電小屋に到着。しばし休憩。
ひとつ残念だったのは、
楽しみにしていたタイ焼きが
食べれなかったこと。
今シーズンは休止なんだって。
■9時25分
東電小屋出発。
すこし小高い場所にある東電小屋から
見下ろすこの景色、好きだなぁ。
■9時40分
ヨッピ吊橋まで戻ってきた。
竜宮小屋は今シーズン休業しているのもあり、
何より、もう一度ニッコウキスゲを
見たかったので、来た道を戻ることにした。
■9時55分
ニッコウキスゲの群落手前で
2頭のシカに遭遇した。
この柵のおかげでキスゲの群落や、
湿原の植物を楽しめてるんだと思う。
柵とキスゲの群落。
柵の向こうはあまり花は咲いていない。
食べられちゃった、ということかな。
時間のせいか、人が少し増えてきた。
歩荷さんも。
ニッコウキスゲと一緒に
いろんな花が咲いている。
しゃがんで撮って、
立ちあがっては立ちくらみ、
の繰り返し。
▼カラマツソウ
▼ノアザミ
▼ミズチドリ
木道近くに咲いている
コバギボウシの花は
どれもなぜかあっち向いて咲いていて、
うまく写真がとれなかった。
大満足の
ニッコウキスゲの群落をあとにする。
■10時30分
ヒツジクサの花が咲き始めたころ、
牛首を通過した。
すっかり夏空。
手の甲がかゆい。日焼けしちゃったかな。
足元の植物を見て歩くうち、
気になっていたことがある。
このちっちゃい白い花、もしかして、
モウセンゴケの花?
→後でビジターセンターで確認。
正解でした!
食虫植物のイメージとはかけ離れた
かわいらしさ。直径1センチくらい?
モウセンゴケの花は初めて見たなぁ。
地塘もそろそろ終わり。
山の鼻が近づいてきた。
■11時20分
山の鼻に戻る。
ここで持参のカレーライスを食べよう!
食後、ビジターセンターへ。
掲示板の温度計は23度だった。
中へ入って花の名前チェックをする。
こんな風に展示してくれてます。
■12時15分
山の鼻出発。
ビジターセンターに山の鼻~鳩待峠間に
ギンリョウソウがあると掲示されていたので
探しながら歩いてみたけれど、
見つけることはできなかった。
(以前仙丈ケ岳で見たっきりで
もう一度見たいと思っている)
このエイリアンの頭みたいなのは
オオレイジソウ。
■13時10分
鳩待峠到着!
久しぶりによく歩いた!
ぐずつく空模様、
度重なったダンナの体調不良、
そしてコロナ・・・
もう3ヵ月以上も山から遠のいてしまった。
山の体力も無になり(むしろマイナス)、
増えたのは体重だけと焦る今日この頃。
少しずつ歩きはじめないと・・・!
■今回のコースタイム
【所要時間】約7時間30分
(休憩時間 約1時間40分含む)
05:40 鳩待峠
06:45 山の鼻
07:30 牛首(休憩①)
07:40 牛首出発
08:35 ヨッピ吊橋
08:50 東電小屋(休憩②)
09:25 東電小屋出発
09:40 ヨッピ吊橋
10:30 牛首
11:20 山の鼻(昼食)
12:15 山の鼻出発
13:10 鳩待峠
■コース上のトイレ
鳩待峠、山の鼻、東電小屋
■主な費用
戸倉・鳩待峠バス片道 1000円/1人
戸倉第1駐車場 1000円/24時間