◆2020年9月21日(月)
シルバーウィーク3日目。
今シーズンの北アルプスはおそらく
焼岳のみでおしまいになるだろうな。
時間に余裕もあることだし、
ゆっくり味わって歩こう。
駐車場の混雑を考慮して、
昨晩のうちに沢渡に入り。
到着したのは夜中の11時過ぎだったので
第三駐車場に止められたけれど、
すでにかなりの車の数だった。
(朝8時には沢渡はほぼ満車だったらしい)
■6時15分
この時間のナショナルパークゲートは
静かなもの。
中の湯登山口まではタクシーで向かう。
中の湯は定額区間外。
メーター料金で4860円だった。
登山口は国道158号線沿い。
駐車場は15台とあって、
登山口の手前から何百メートルも
車がずらっーーーーと並び、
片側通行状態に。
■6時50分
中の湯登山口を出発。
ところどころ急だけど、
概ね緩やかな樹林帯歩きからスタート。
「あ、前に見えるのは…!」
■8時20分
すぐに広場のようなりんどう平に出た。
みんなカメラを構えてる。
焼岳の双耳がきれいに見えていた!
私たちも写真を撮りながら、小休憩。
■8時30分
小休憩、終わり。
下堀沢を右手に見ながら登っていく。
ナナカマドの葉っぱはまだ緑。
今年は紅葉遅めなのかな?
小さく北峰の噴煙が見えてきた!
視界が開けた。
キレイだーー!
木曽駒の八丁坂みたい…
さすがシルバーウィークとあって、人が多い。
■9時30分
登りきると火口湖、正賀池。
「今年はこんな景色ばっかりやな」
「ボルケーノシーズンや」
など話しながらシャッターを切る。
山頂もすぐそこ。
どっしりと、大迫力!!!
写真にドームを直登しようとする人の姿が
写っているけれど・・・
登山道は溶岩ドームを右手にトラバース。
回り込むと穂高が目の前!
焼岳小屋も西穂山荘も小さく見える。
ここで荷物をデポすることにした。
荷を軽くして、ラストの登り!
「うわっ!人がいっぱい」
■9時50分
山頂に到着!
5分くらい並んで記念撮影。
「いいながめだなーー」
槍はどこから見てもとんがってて、
笠は大きい!
山頂の端にある写真スポットにも
ならんでみた。
■10時10分
荷物も気になるので、
デポ地点まで下山しよう。
登りは5分ちょっとだったのに、
下りはすれ違い渋滞で
15分弱もかかってしまった!
■10時25分
おやつ休憩していると、
どんどん雲が押し寄せてきた。
真っ白になっては、また雲が切れ・・・
を繰り返すようになってきた。
早目に山頂に登っておいて良かった!
■10時45分
焼岳小屋へ向け、下山再開。
砂地のジグザグ道を下りていく。
こちらの斜面では噴気が何本も上がっていた。
左下の人は温泉卵を回収中。
どのくらいの時間でできるのか尋ねたところ、
「登りで仕込んで、下りで回収。
約1時間くらいもあれば出来ちゃいますよ!」
だって。
どんどん下っていく。
見上げるとけっこうな傾斜。
目の前は焼岳展望台。
展望台からの焼岳は、岩肌がとても印象的!
だいぶ雲がかかっちゃったなぁ…
■11時55分
展望台を越えたら、焼岳小屋!
お昼に持参のカップラーメンを食べようと
お湯を沸かしたものの、沸騰前にガス欠に
なってしまった。
幸い、小屋でお湯(200円×2個分)を
分けてもらえて助かった。
■12時30分
食べている間にどんどん人が増えてきた。
密だし、場所を空けないと。
焼岳小屋を出発。
小屋から3分くらい歩くと
笹がわさわさ茂る道になった。
■12時50分
はじめてクサリが出てきた。
クサリは細く、ちょっと頼りなく見えた。
ほとんどの人が、
写真左手から木の枝を支えにして下りていた。
上の写真の岩場を下りると
すぐに渋滞発生。
いよいよハシゴゾーンに入ったもよう。
5分程ならんで順番がやってきました!
三段はしごを下りた正面は、
大きな霞沢岳とちょこんと大正池。
3段はしごの後も
短いはしごを何本も通過。
下りたり、
渡ったり。
橋もある。
もう道はほぼ平坦。
ゴールは近そう。
■14時15分
焼岳登山口に到着。
このまま河童橋経由で
上高地バスターミナルへ。
■14時35分
ウェストンさんにご挨拶。
■14時55分
「ん?」
川の向こうにたくさん人が見える。
「これは、もしや…バス??」
「まさか、さすがにそれはないやろ〜」
とスルーしてしまったが、
ホントにこれはバス待ちの列だったーーー!
■14時55分
バス待ちがタイヘンなことになってるとも
思わず、のんびりと河童橋に到着。
ホテル白樺荘で河童のプリンを買い、
梓川を見ながらおやつタイム。
美味しい!それに、大きい!
ライブカメラに写り込んでみた。
■15時30分頃
バスターミナルに向かうまでもなく、
成長し続けるバス待ちの列は
カッパトイレに迫っていた!
列の最後尾を案内する、
券売も兼ねたスタッフさんに聞いたら、
「タクシーも長い列ができていて、
(タクシーが)いつ上がってくるか不明。
バスもタクシーもどちらも変わらないくらい待つと思われますよ」だって!
時間はかかっても確実に帰れるバスを選択、
列に加わった。
しばらくして、
列から外れて焼岳方面を見てみると、
すっかり雲がかかっているようだった。
そして・・・
あっという間にバス待ちの列は
河童橋を越していた!
ピーク時には小梨平まで伸びたとか・・・!
ソーシャルディスタンスをとって並んだら、
明神までいったかな??
日帰り登山なので荷物は軽いけれど、
さすがに朝から歩いた後の立ちっぱなしは
足にこたえる。
ここが一番の「難所」になってしまった。
今日の山行の印象が、「焼岳」でなく
「バス待ち」に塗り替えられてしまいそう・・・
■17時40分
やっとバスに乗れるーーー!
2台目のバスに乗って、沢渡駐車場へ戻った。
上高地の混雑もすごかったけれど、
高速道路も大混雑!
笹子と小仏トンネルがつながるとは!
松本の浅間温泉でさっぱりして、
夕飯を食べて、
八ヶ岳SAで寝ながら渋滞解消を待った。
渋滞がなくなったのはAM3:30頃。
昇る太陽に向かって車を走らせた。
■今回のコースタイム
【所要時間】約8時間5分
(休憩時間 約1時間25分含む)
06:50 新中の湯登山口
08:20 りんどう平(休憩①)
08:30 りんどう平出発
09:30 正賀池
09:50 焼岳山頂(休憩②)
10:10 焼岳山頂出発
10:25 焼岳肩付近(休憩③)
10:45 焼岳肩付近出発
11:55 焼岳小屋(昼食)
12:30 焼岳小屋出発
14:15 焼岳登山口
14:35 ウェストン碑
14:55 河童橋
■コース上のトイレ
焼岳小屋、梓川沿いの公衆トイレ
※登山口にはトイレがないので必ず沢渡で
トイレに行っておくこと
■主な費用
沢渡駐車場 1400円/2日分
沢渡~中の湯登山口タクシー 4860円/1台
焼岳小屋
・カップラーメン用お湯 200円/1個分
ホテル白樺荘
・河童プリン 880円/1個
(ビンを返却すると150円バックされる)
■今日の温泉
ホットプラザ浅間(松本市) 680円/1人
・営業時間が24時はありがたい
・最終入館と足湯は23時
・内湯は広いが露天風呂は4人で満員
・休憩所も広い