じぶんの一歩

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山のぼりと旅。写真たくさん!アルバム日記

【宮之浦岳③】誰もいない縄文杉!静寂に佇む屋久島の主(山頂→高塚小屋⇔縄文杉)

◆2023年4月14日(金)/2日目

■9時18分

山頂に到着。頭上の雲の流れは速く、

太陽は薄雲ごしに見え隠れ。

でも、今日はもう雲がとれることはない。

湧きあがる雲はどんどん分厚くなり

白い空の割合が増えていく。

 

下山方向だけは最後まで見えていた。

笹原を行く登山道がいい雰囲気だな。

 

■9時45分

遠雷が聞こえ出した。下山しよう。

本格的に天気が崩れる前に

高度を下げないと!

 

ところで、岳参りの祠はどこにあるんだろう?

山頂だけど、三角点からほんの少しだけ

離れたところにあるらしいけど・・・

 

上の写真左の大きな岩をまわりこむと

岩のすきまに守られるように祠がありました!

海の砂は持っていないけれど、お参りする。

 

下山再開。いい道だなーーー!

 

宮之浦岳も見納め。


■10時20分

とうとう雨が降り始めてしまった。

雨の装備にチェンジする。

スマホもしまいこみ、水中カメラにチェンジ。

 

お花があるとついつい足を止めてしまいます。

 

■10時30分

広場のような平石を過ぎると、

 

大きな岩エリアに入る。

 

雨に煙る岩。桂林(中国)の山みたい。

 

平石岩屋。

雨宿りしたいのはやまやまですが・・・

立ち止まってはいられないのが今日の雨。

まだ遠雷も鳴っている。近づいてこないでね!

 

登山道を巨大な丸い石が通せんぼ。

 

うねうね絡まりそうなシャクナゲ

 

岩を抱え込んだ根っこ。

屋久島の登山道は表情豊かで見飽きない。

 

木段を黙々と下りる。

この山の木道は濡れても

それほど滑らないので助かるな。

(その点、尾瀬のは恐怖でしかない)

 

■12時00分

新高塚小屋が見えてきた。

 

デッキからすぐのところに水場があったり、

 

テントが張れる場所も広く、

 

小屋の収容人数も約60人。

高塚小屋よりも使い勝手が良いと思う。

(3日目の天気が良ければ、

こちらに泊まる予定だった)

 

小屋のすぐ横のつながった大きな杉。

 

屋根付きのベンチでしばし休憩。

 

■12時25分

さあ、あと一頑張り!新高塚小屋へ。

 

雨を含んだコケがみずみずしい。

 

登ったり、下ったり。


■13時25分

高塚小屋だ~!

 

一番乗りだった。

ゆうべの淀川小屋、新高塚小屋も同じく

一人分のスペースが白テープで区切られている。

 

小屋の横のマムシグサ

今回の山行ではマムシグサ

たくさん鎌首をもたげていた。

 

荷物の整理をしていると、

京都の山岳会のパーティーが到着した。

お国訛りが懐かしい。

私、久しぶりの地元の話に

盛り上がってしまいました!

 

雨がやんでいる間に縄文杉見学に行っておこう。

ついでに水汲みも。

 

■14時25分

高塚小屋から約10分(約150m)、

縄文杉のデッキへ続く階段が見えてきた。

 

なるほど。こうなってんのね。

ここからも縄文杉は見えているけれど

手前の木々がちょっと邪魔。

 

南デッキに下りると、目の前には、

 

どーーーーんと縄文杉

うわー!今まで見た屋久杉とは全然違う!

これは・・・何て言ったらいいんだろう?

「うーーーん」

「まさに威風堂々。圧倒的な存在感!

悠久の歴史を刻むゴツゴツとした

その幹は・・・・・」(←陳腐だな)

形容する言葉が見つからないぞ!

 

想像をはるかに超えた迫力!!

木を見てこんなに感動するとは思わなかったよ。

 

さて。水を汲みに行きましょう。

縄文杉の水場はとにかく分かりにくい。

先に汲みに行った山岳会の方たちも

かなり迷ったとのこと。

場所を教えてもらったにもかかわらず

(南デッキの20m下とのこと)

私たちは水場を見つけることができず・・・

結局、沢の水を汲んじゃった。

 

デッキの下。右が北、左が南デッキに続く。

 

北デッキからの縄文杉

 

南デッキに戻って縄文杉をもう一度。

明朝はおそらく雨が強いはず。

ここに寄らずに下山することになるだろう。

 

■15時00分

小屋に戻ろう。


途中の東屋。

 

明るいうちに夕飯にする。

奥のパスタの中身は実はお絵描きセット。

小屋で時間を持て余した時用に担いできたが、

今回出番なしだった。

暗くなるとともに雨風は激しさを増してきた。

しかも雷つきで。

夜のうちに通り過ぎてくれ!と思いながら

19時に就寝。明朝、起床は4時30分!

▼つづく

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【宮之浦岳②】巨岩・奇岩が目に楽しい!九州最高峰の山頂へ(淀川小屋→花之江河→山頂) - じぶんの一歩

■2日目のコースタイム

【所要時間】8時間45分

(休憩時間 約1時間15分+立ち休憩含む)

04:40 淀川小屋

06:00 展望所(休憩①)

06:25 花之江河(休憩②)

06:45 花之江河出発

07:00 黒味分かれ

07:35 投石平

09:00 栗生岳

09:18 宮之浦岳山頂(休憩③)

09:45 宮之浦岳出発

10:30 平石

12:00 新高塚小屋(休憩④)

12:25 新高塚小屋出発

13:25 高塚小屋

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14:25~15:00 縄文杉見学

高塚小屋から片道約10分

 

■コース上のトイレ

新高塚小屋、高塚小屋