◆2018年5月19日(土)/2日目
今日は張掖の絶景を満喫する日。
午前中は、街から北へ56km、
東洋のグランドキャニオン
「平山湖大峡谷」へ。
ここは2014年に公開されたばかり。
高速道路もトンネルも建設中とあり、
観光客もまだ少なく、
静かに歩きながら壮大なスケールを
実感できる素晴らしい大峡谷だった。
大峡谷の絶景ハイキングは、
地平まで続く自然の造形あり、
そそりたつ岩壁あり、奇岩あり・・・
驚きの33.5mのハシゴのおまけつき!
ホテルの窓から張掖の街を見渡す。
いい天気だ!
昨日はわからなかったけれど、
街からは祁連(きれん)の山並みが見えるんだ。
昨日はわからなかったけれど、
街からは祁連(きれん)の山並みが見えるんだ。
ホテル裏の食堂で朝ごはん。
とろみのついたスープの具沢山の麺は7元。
店の前の道路はまだ工事が始まったばかり。
張掖の街は発展中なんやね。
張掖の街は発展中なんやね。
■8時00分
宿泊の張掖市内のホテル前に
今日お世話になる、
おばちゃんドライバーがお迎えにきてくれた。
※個人旅行なので、平山湖大峡谷へは
車のチャーターしか行く方法がなかった
車のチャーターしか行く方法がなかった
■8時30分
張掖の街が遠く小さくなってきた。
建設中の高速道路を左に見ながら、
未舗装の道を走る車は山間部に入った。
ちらほら丹霞地形を見つけることができた。
ひと山越すと広い大地。
おばちゃんドライバーは、
けっこう飛ばし屋さんだった。
■8時50分
平山湖大峡谷に到着。
観光サービスセンターで入場券を購入。
ゲートをくぐって、駐車場。
「広いーーー!」
人が集まるまで20分ちょっと発車待ち。
園内シャトルバス乗車率7割くらいで
やっと発車となった。
ここから15kmほど先の第1展望台へ。
■9時35分
第1展望台に到着。
バスを降りると・・・
正面に広がるは、大絶景!
ここは「九龙汇海」という名がついている。
そのいわれは、案内板で。
左手は遠く祁連(きれん)山脈まで
見晴らすことができる。
ただただ、見とれるばかり・・・!
さて。
バスを降ろされたのはいいけれど、
ここからどうすればいいのかよく分からない。
「バスが一緒だった観光客に
ついて行くしかないか」
と歩き出した時、
英語が堪能なスタッフの女性が散策ルートを
説明してくれた。
「第1展望台→第2展望台→大峡谷入口
→ハシゴか迂回ルート経由→大峡谷出口」
の順でまわり、出口にバス停があるとのこと。
1時間半くらいのハイキングになるらしい。
■9時40分
ハイキングスタート!
■9時50分
第2号展望台に到着。
九龙汇海に突き出た場所にあるので
ぐるっと300度、見渡せる。
第2展望台は行き止まりなので、
来た道を戻る。
左手にこんな絶景を見ながら歩く。
「なんてステキなんだろう!!」
途中、木道を右に折れ、
大峡谷入口へ向かう。
この時は分からなかったが、
前方の建物が「大峡谷出口」のバス停だった。
峡谷に入らずにバスに乗り、
入場ゲートに戻れるようにもなっていたんやね。
標識に導かれて大峡谷入口へ向かう。
もしかして・・・
下の方に見えるあの階段を歩くのか!?
■10時10分
やっぱりそうでした!
入口からはひたすら階段を下りていきます!
まだまだ下りる。
振り返ってみる。
こんどはハシゴのような階段。
急なので後ろ向きで下りてみた。
(前向きでも足をナナメに置けば下りれるよ)
何本かのハシゴ階段を下りて、
「谷底についたかな?」
見上げても、上は見えない。
「あ、まだ下りるんやね・・・」
谷底はまだ800m先だそうで。
岩が迫る!
はさまれそう!
■10時30分
道が平らになった。
谷底を歩く。
■10時35分
突然、風に揺れるタルチョが現れた。
ここで道は2手に分かれるが、
どちらも「大峡谷出口」のバス停がゴール。
タルチョの下で休憩していたグループは
「左はせまいよ~~!」と私たちに伝え、
道をまっすぐ歩いていった。
「どれくらい狭いんだろう?」
ハシゴもあるみたいだから、
ちょっと様子を見に行ってみよう。
好奇心にかられて、左に折れる。
「あんまりな状態なら引き返そう」
すぐに、先行のご夫婦が苦戦していた。
足場は一番下に3段のハシゴだけ。
その上は自力で登らないといけないが、
手がかり、足がかりが
これといって見当たらない。
その上、砂岩の岩肌はズルズル滑る。
「どうしよ~???」
あちこちに手を置いたり、足をかけたり
しばし、悩む。
結局、私は両壁に手足をつっぱりながら
あちこちに手を置いたり、足をかけたり
しばし、悩む。
結局、私は両壁に手足をつっぱりながら
三点支持の要領でよじ登った。
このコース一番のテクニカルな難所だった。
そして、「うわっ!せまっ!」
頭上注意!
狭小通路を抜けたと思ったら、
予想をはるかに超える天まで続くハシゴが出現!
「戻るのも難路。
なら、一段一段確実に登ってみよう」
先行のご夫婦が先を譲ってくれたので、
躊躇するヒマもなく、ハシゴに手をかけた。
何の補助もなしに、ここまで長いハシゴを
ハイキング道で登らせるとは・・・!!
さすが中国!
日本では考えられない!
「槍の最後のハシゴの3倍はあるな・・・」
と思いながら、途中、セミのように
ハシゴにしがみついたまま、休憩。
(緊張もプラスされ、2度休憩をとった)
後からハシゴの長さを調べたら、
33.5m、傾斜は85度!
体感値とそうズレはなかった。
ホッとしたのも束の間。
まさかの2本目!
2本目の長さは槍×2ってところかな。
ということは20m前後かと。
実は、登るよりも、この写真を撮る方が
コワかったりする。
コワかったりする。
■10時50分
ハシゴコースを抜けた。
緊張から開放される。
標高約2500mでの予期せぬ運動に
すっかり息が切れてしまった。
タルチョの分岐からたったの15分。
この15分は、とても長く感じた。
しかーし。
階段がまだまだ続く・・・
もう、谷底は全く見えない。
この広がりも見納め。
■11時05分
大峡谷出口バス停。
出発直前のバスにかけこみ乗車した。
車窓から。
ドットのような草。
■11時25分
ゲートに到着。
次の目的地はこの旅の目玉、七彩丹霞!
工事中の未舗装高速道路で
市内方面へ戻る。
祁連(きれん)山脈は2000kmもあるらしい。
そのほんの一部分が青空の下、
真一文字に並び、
その下に張掖の街が
その下に張掖の街が
小さい塊になって見えていた。
■11時20分
入場ゲートに戻る。
次の目的地、七彩丹霞へ向かう。
←つづく
■今回のスケジュール
【ハイキング所要時間】約1時間30分
08:00 張掖市内出発
08:50 平山湖大峡谷ゲート到着
09:35 第1展望台
09:50 第2展望台
10:10 大峡谷入口
10:30 谷底
10:35 ハシゴルート分岐
11:05 大峡谷出口
11:25 平山湖大峡谷ゲート
■主な費用
・平山湖大峡谷 130元/1人
(入場料100元+乗車票30元)
・車チャーター 450元/1日