◆2016年9月10日(土)
どこへ行っても富士山が見えると
なぜだかとてもうれしい。
ついつい「見えるかな?」と探してしまう。
最初に「登ってみたいな」と思ってから
四半世紀・・・
子育てしているうちに
世界遺産となった富士山は、
登山道大混雑のニュースばかり。
ついつい後回しになっていた。
でも先週、北岳と間ノ岳の稜線からながめた
富士山があまりにきれいだったので、
「やっぱり登ってみよう!」
と思いたった。
登山シーズンも最終日。
すべりこみセーフで頂上を目指す!
金曜日、仕事を早く済ませ
20時過ぎに
富士スバルライン五合目駐車場到着。
駐車率6~7割程。
「停めれてよかったーー」
車内で夕飯のお弁当を食べてすぐ
ぐっすり眠った。
■3時45分
3時起床。
身支度を整え駐車場を後にする。
満車になったのは何時ごろだったのだろう?
■3時50分
協力金をおさめて、
無数の流れ星の下、
歩き始める!
■4時25分
六合目・2,390m。
安全指導センター到着。
夜でも注意喚起のアナウンスが
何ヶ国語かで鳴り響いていた。
さすが、富士山。
東の空が焼けている。
これは期待できるぞ!!
街の灯も見えてるね。
御来光!
朝陽はあたりを赤に染める。
■5時35分
七合目・2,700m。
最初の小屋、花小屋から見た
樹海と雲海。
どちらの海も豊かな自然!
登山道が岩場に変わった。
■5時45分
七合目トモエ館通過。
名物のチャイ200円に心惹かれるが
まだ登り出してすぐだったので
我慢してしまった。
「飲んでおけばよかったなー」
鳥居荘通過。
天気の良い閉山日。
小屋閉めの作業があちこちで
はじまっていた。
今日は布団も気持ち良く干せるね!
さっきから上に見えるのは・・・明太子??
明太子の正体は
(太子館の)寝袋でしたーー!
■7時15分
八合目・3,100m。
太子館通過。
歩きやすいつづら折の道に戻った。
これから先は3,200mを超える
(高さの)未体験ゾーン。
「高山病がでませんように!」
■8時00分
白雲荘通過。
■8時30分
元祖室・3,250m通過。
■8時50分
本八合目・3,400m。
本八合目トモエ館通過。
気温は16度。
七合目を過ぎたあたりから、
ポツポツ高山病らしき人が見受けられた。
私たちは今のところ、
昨晩の快眠と、
いつものノロノロ歩きのおかげか
順調な登山を展開中。
次は御来光館まで!
たくさんある山小屋がそれぞれ
そ休憩ポイントになるので登りやすい。
「ブル道」を行くブルドーザー。
力強い!
■9時40分
八合五勺・3,450m。
八合目はきざむねー。
最後の山小屋、御来光館通過!
とうとう行く手は
山頂と鳥居だけになった!
いつもより雲海が低く見える。
雲海が低いのでなく、
今いる場所が高いんだ!
■10時10分
鳥居をくぐる!
■10時15分
九合目・3,600m通過。
「山頂まであと400m、30分!」
■10時45分
「いよいよだ!」
山頂到着っ!!
奥宮でお守りをもらったり、
記念撮影しながら休憩終了。
お鉢めぐりに出発!
山口屋のおじさんに
「反時計まわりが
ほんのちょっとだけど楽だよ」
ビッグスケールの噴火口!
剣ヶ峰を目指す。
山頂までの行程で
すっかり疲れ果ててしまった。
体が重い。
ちょっとの登りもしんどくて仕方ない。
若いお兄さんもヘバッていた。
富士山特別地域気象観測所。
筑波山をかるく上回る記念写真の行列!
■12時30分
並ぶこと20分!
やっと記念写真!
そして・・・
真の日本の頂点へ!
先週、北岳山荘で大阪のご夫婦に
教えてもらった「赤いペンキ」の上で
かっこつけてみた(笑)
■12時50分
山頂でしばし初秋の陽射しをうけて
ボーっとする。
さあ、戻ろう。
馬の背の下りは転倒者続出だった。
山口屋のおじさんは、
きっと馬の背を登るのがキツイよ、
と教えてくれたんだろうな。
■13時00分
浅間大社奥宮到着。
頂上富士館とともにすでに閉まっていた。
ここから5分ほど歩いたところからは
伊豆半島が雲の切れ間から
地図のごとく見えていた。
まさに飛行機からの景色。
つらら!!!
■13時25分
お鉢めぐり終了。
まいった・・・
ほんとにキツカッタ・・・
疲れた体にムチ打つ一周だった。
山口屋さんも店終い寸前。在庫限りの営業で
「トッピングもあるものだけ」のラーメンだった。
■14時15分
下山開始。
道幅も広く、とあるカップルは
腕を組んで歩いていた。
ザクザクと足音を立てて下りていく。
足への負担が少ない道だった。
下山専用道は雲の下まで続くジグザグ道。
単調でとにかく長い。
砂ほこりもひどい。
鼻の中も真っ黒になると聞いていたが・・・
その通りだった!
■14時55分
下江戸屋分岐を左へ。
吉田ルートは黄色が目印。
ブルドーザーが道を均してくれている。
「もう歩いて下りなくていいです。
乗せてください・・・」
■16時00分
七合目公衆トイレ通過。
■16時10分
左のトンネル?のような道は
階段状になっていた。
ここへきて階段・・・!
もちろん右手を歩く。
急に樹林帯になった。
安全指導センターももう近い。
■16時30分
六合目安全指導センター前通過。
■17時05分
一番心配していた高山病に
悩まされることなく、無事下山。
富士山はすべてがダイナミックだった。
大きくて、高くて、長かった。
さすが日本一の山だと実感した。
山頂郵便局は8月21日に
閉局してしまっていたので、
五合目郵便局から
あらかじめ作っておいたハガキを
実家と自宅へ投函。
■今回のコースタイム
【所要時間】約13時間15分
(休憩時間約3時間30分含む)
03:50 五合目出発
04:25 六合目・安全指導センター
05:19 御来光
05:45 七合目・トモエ館(朝食)
07:15 八合目・太子館(休憩)
08:50 本八合目・トモエ館(休憩)
09:40 八合五勺・御来光館(休憩)
10:15 九合目
10:50 富士山吉田口頂上(休憩)
11:15 お鉢めぐり出発
12:10 気象観測所(行列に並ぶ)
12:30 剣ヶ峰山頂到着(休憩)
12:50 剣ヶ峰山頂出発
13:00 浅間大社奥宮
13:25 お鉢めぐり終了(昼食)
14:15 下山開始
14:55 下江戸屋分岐
16:00 七合目公衆トイレ
16:30 六合目・安全指導センター
17:05 五合目到着
■主な費用
富士スバルライン通行料往復 2,060円/1台
五合目駐車場 無料
富士山保全協力金 1,000円/1人
山口屋登山バッチ(日付刻印付) 700円/1個
〃 しょうゆラーメン 900円/1杯
■今回の温泉
ふじやま温泉 1,700円/1人
・協力金で100円割引
・いいお値段だけあって充実の設備。
ゆったりと時間をとって利用したいところ
・高い天井の広々としたお風呂は数種類
・お湯はややぬるめなのでゆっくり入れた
・岩盤浴やあかすり、ボディケアもあり
・帰る時間は入場制限がかかっていた