◆2017年4月21日(金)
武陵源へは列車の旅で。
いろんな列車を乗り継いで、
世界自然遺産を堪能しよう!
関西空港から約4時間で
武漢天河国際空港に到着。
駅前は晴れているはずなのに、
ビルがかすんでる。
「これ、スモッグ・・・!?」
またまた小1時間を要す。
ただ、帰りの寝台列車の発券も
同時にできたのは大収穫。
「もう並ばなくていいんだーーーっ」
ということは、武漢駅で全ての発券が可能だったんやね。
夕食をすませて、長沙駅。
ライトアップされていて昼間よりきれい。
駅のコンコースに大きな武陵源の
壁画があった。
なんか、盛り上がってきた!
そして寝台列車で一路、張家界へ。
トワイライトエクスプレスと同じような色の
客車に懐かしさを感じた。
睡眠時間の確保とホテル代の節約のため
遠回りする列車に乗車。
安全と安眠確保で一等寝台を利用。
・長沙駅/20:36→張家界駅/翌日7:30
◆2017年4月22日(土)
■7時20分
定刻前に張家界駅到着。
日本からここまで丸1日かけてやってきた!
「いよいよだ!」
張家界駅から市内バスで武陵源景区へ。
まずは荷物を置くためホテルへ向かう。
正面の稜線が、
妙義山のような、みずがき山のような・・・
今日は水色ルートで観光予定。
天子山ロープウエイで山上へ登り、
天子山景区→無料シャトルバス→袁家界景区へ。
袁家界景区からは
ガラスでスケスケの屋外エレベーターで
下山できるけれど、
1.料金が高いこと ※片道72元
2.混んでいて何十分も並ぶこと
3.騒がしいこと
3.騒がしいこと
4.なにより武陵源の自然を身近に感じてみたい
との理由で歩いて下りることにした。
上の”手絵地図”は、
ゲートやビジターセンターなど
大きな売店で販売されていた。
日本でよく見かける無料パンフレット類は皆無なので、
全体図が手元に欲しい人にはオススメです。
・縦52.5cm×横77.5cm
・裏面にも観光情報あり(読めないけど・・・)
■10時00分
武陵源ゲートは
まるで花火大会のような混雑ぶり!
そしてものすごく騒がしい!
入場券を買うのに15分、
入場ゲートをくぐるのに20分、
シャトルバスに乗るのに30分・・・
↓無料シャトルバスの路線図。
赤丸が入場ゲート(ticket station)です。
天子山ロープウエイ駅到着。
すごい迫力で奇岩が迫ってくる!
天子山は海抜約1260m。
ロープウエイ駅からの景色。
「ん?すばらしいけど、これだけ?」
「なんか肩透かしをくらった気分・・・」
が、ここはあくまで天子山景区の入り口で、
目指す場所はさらにバス移動が必要だった。
「ああ、また並ぶのか・・・」
天子山景区に到着。
天子山の一番の見所、”玉筆峰”
「すばらしい!」の一言。
廃墟になりかけている天子閣に
登って見る玉筆峰。
カメラにはおさまりきらない大空間に
石柱がにょきにょき生えていた。
景区内の絶景ポイントのひとつ。
人の波で、もみくちゃだ。
しかも割り込み天国。
木の棒は「岩をささえている」ことから
丈夫な腰を祈願するものらしい。
新宿の高層ビル群のような
石柱林がどこまでも広がっています。
■12時30分
シャトルバスで袁家界(えんかかい)景区へ移動。
観光センターの上には・・・
アバターがいた!
「阿凡达=アバター」の文字もデカデカと。
そう、袁家界はアバターのロケ地なんです。
まずは、”天下第一橋”へ。
2つの石柱の上部だけがつながって
橋のようになってます。
下をのぞくとすいこまれそう。
天下第一橋の天辺付近は
ものすごーーく混雑していた。
人垣の向こうにしか景色が見れない・・・
そこで天辺付近はスルーして、
人通りの少ない裏手の道へまわりこんでみると、
180度、石柱林がひろがっていた。
絶景だ。
歩くことしばらく。
”乾坤柱(けんこんちゅう)” が現れた!
アバターの冒頭で出てくるアレです!
現地の一部の地図では”乾坤柱”でなく
”阿凡达悬浮山”で載っていた。
アピール感がものすごい。
下の方が細くなっていて、
すごいバランスでそそり立ってる!
割り込み放題の中国人を押しのけて、
どこかに細ーい滝が
あったはずなんだけど・・・?
どんだけ歩いても、
右手には石柱林が広がっている。
■15時40分
ようやく金鞭渓へ歩いて下りる道の
分岐点に到着。
大半の人がエレベーターに乗って下りるので、
ここから先は、静かに自然を味わえる
絶好のハイキングコースだった。
「あ、階段だ」
階段に使われている模様のついた石は
化石なんだって。
「ずーーーっと階段だ・・・」
石柱のふもと付近まで下りてきたのかな?
遊歩道には点々と売店があります。
石柱の間をすりぬけるように下りていく。
川の流れも見えてきた。
でも、いつまでも階段が続く・・・
塔ノ岳の大倉尾根も真っ青の階段っぷり。
登ってくる人は息を切らして汗だくだ。
このルートの9割以上は階段だった。
■16時30分
約1時間で下りきりました!
見上げる石柱に夕方の陽射しがあたり、
とてもきれい。
■17時35分
水绕四門バス停到着。
この日の夕飯は土家(トゥチャ)族名物の三下鍋!
保存用の干肉(ホルモンっぽい部分もあり)、
きゅうり、ジャガイモが入っていて、
途中で白菜を投入します。
白いご飯との相性ばっちり!
辛いのは苦手なので唐辛子はぬいてもらった。
そして左にあるのは牛肉炒め。
これだけは辛味をぬいてもらわずに
オーダーしてみたところ・・・
「すごく美味しいけど、からーーーい!」
こんだけ入っていると完食はムリ。
牛肉だけ食べて、唐辛子は残してしまいました・・・
◆2017年4月23日(日)
翌日は、金鞭渓ハイキング。
※詳しくは1つ前のブログで。
ハイキング後、
森林公園ゲートから市内バスで
張家界駅に戻る。
奥に見えるのは天門山と、
天門山までつながるロープウエイ。
なんと全長7km!
石柱林とはもうお別れ。
楽しい1日半だった。
ここからは上海まで寝台列車21時間の旅だ。
・張家界駅/15:56→上海南駅/翌日12:58
車内販売のお弁当。
カサ増しともとれるが、
おかずの下にもお米があり、丼風になっている。
けっこうなボリューム。
いくつもの街と、
大きな川を横切って列車は走る。
◆2014年4月24日(月)
■13時10分
定刻より遅れること約15分。
上海南駅が見えてきた。
上海南駅が見えてきた。
21時間の列車の長旅も、もう終わり。
寝台個室で一緒になった
タイ出身のマイ君とチャさんと
いろんな話しをした。
(英会話がもっとできれば、と痛感・・・)
マイ君とチャさんのおかげで、
すばらしい旅のしめくくりとなった。
どうもありがとう!
またどこかで会おうね!
帰国便まで数時間。
外灘(バンド)で遅めのお昼ご飯をとる。
昨日までの石柱林とはうって変わり、
近代的なビルがおもちゃのようにそびえていた。
古い町並みもすてき!
地下鉄で空港までいけるけれど、
リニアモーターカーを初体験してみた。
浮かんで走るから、列車のガタンゴトンがなく、
とても静かで快適だった。
ものの1分で時速300kmに到達。
空港まで約30km。
たった8分で到着した。
帰国便は2時間近くの機材遅れ。
羽田に着いたのは日付が変わって
深夜1時だった。
■今回のスケジュールと運賃など
(※1元=約17円 ※全て1人分)
●1日目
(春秋航空9C8788/4539円)
・武漢15:18→長沙16:36
(高速鉄道G405/164.5元)
・長沙20:36→張家界07:30
(快速旅客列車K9031/275元)
●2日目
・張家界駅→武陵源ゲート
(市内バス/20元)
・終日武陵源観光
(武陵源入場料/248元/3日間有効)
(天子山ロープウエイ/72元/片道)
・張家界マップ/10元
・三下鍋・牛肉炒め・ナス炒め・地ビールなど
(全部で150元=1人あたり75元)
・三下鍋・牛肉炒め・ナス炒め・地ビールなど
(全部で150元=1人あたり75元)
(三下鍋単品2~3人分だと85元)
・武陵源にて宿泊
●3日目
・午前中まで武陵源観光
・森林公園ゲート→張家界駅
(市内バス/15元)
・張家界15:56→上海南13:15
(快速旅客列車K808/527.5元)
●4日目
・飛行機の時間まで上海外灘プチ観光
・龍陽路→浦東空港
(上海磁浮/50元)
・上海19:05→羽田23:00 (定刻)
(春秋航空9C8515/12,300円)