じぶんの一歩

じぶんの一歩

山のぼりと旅。写真たくさん!アルバム日記

武陵源を行く!天子山・袁家界

◆2017年4月21日(金)

武陵源へは列車の旅で。
いろんな列車を乗り継いで、
世界自然遺産を堪能しよう!

関西空港から約4時間で
武漢天河国際空港に到着。
関空/08:10→武漢空港/11:05(現地時間)
シャトルバスで約1時間、武漢駅に到着。
イメージ 4

駅前は晴れているはずなのに、
ビルがかすんでる。
「これ、スモッグ・・・!?」
イメージ 5

武漢駅では、日本から予約しておいた
新幹線の発券に50分も並んだ。
「なんて人が多いんだーー!」
そして新幹線で長沙へ向かう。
乗り心地も車両のデザインも
日本の新幹線とほぼ変わりがなかった。
武漢駅/15:18→長沙駅/16:36

長沙駅に着いてすぐに寝台列車の発券。
またまた小1時間を要す。
ただ、帰りの寝台列車の発券も
同時にできたのは大収穫。
「もう並ばなくていいんだーーーっ」
ということは、武漢駅で全ての発券が可能だったんやね。
イメージ 49

夕食をすませて、長沙駅
ライトアップされていて昼間よりきれい。
イメージ 6

駅のコンコースに大きな武陵源
壁画があった。
なんか、盛り上がってきた!
イメージ 7

そして寝台列車で一路、張家界へ。
トワイライトエクスプレスと同じような色の
客車に懐かしさを感じた。
睡眠時間の確保とホテル代の節約のため
遠回りする列車に乗車。
安全と安眠確保で一等寝台を利用。
長沙駅/20:36→張家界駅/翌日7:30
イメージ 2

◆2017年4月22日(土)
■7時20分
定刻前に張家界駅到着。
日本からここまで丸1日かけてやってきた!
「いよいよだ!」
イメージ 3

張家界駅から市内バスで武陵源景区へ。
まずは荷物を置くためホテルへ向かう。
正面の稜線が、
妙義山のような、みずがき山のような・・・
イメージ 8

今日は水色ルートで観光予定。
天子山ロープウエイで山上へ登り、
天子山景区→無料シャトルバス→袁家界景区へ。
袁家界景区からは
ガラスでスケスケの屋外エレベーターで
下山できるけれど、
1.料金が高いこと ※片道72元
2.混んでいて何十分も並ぶこと
3.騒がしいこと
4.なにより武陵源の自然を身近に感じてみたい
との理由で歩いて下りることにした。
イメージ 9

上の”手絵地図”は、
ゲートやビジターセンターなど
大きな売店販売されていた。
日本でよく見かける無料パンフレット類は皆無なので、
全体図が手元に欲しい人にはオススメです。
・縦52.5cm×横77.5cm
・裏面にも観光情報あり(読めないけど・・・)
イメージ 54
 
■10時00分
武陵源ゲートは
まるで花火大会のような混雑ぶり!
そしてものすごく騒がしい!
入場券を買うのに15分、
入場ゲートをくぐるのに20分、
シャトルバスに乗るのに30分・・・
イメージ 12

↓無料シャトルバスの路線図。
赤丸が入場ゲート(ticket station)です。
イメージ 55

天子山ロープウエイ駅到着。
イメージ 10

すごい迫力で奇岩が迫ってくる!
天子山は海抜約1260m。
イメージ 11

ロープウエイ駅からの景色。
「ん?すばらしいけど、これだけ?」
「なんか肩透かしをくらった気分・・・」
が、ここはあくまで天子山景区の入り口で、
目指す場所はさらにバス移動が必要だった。
「ああ、また並ぶのか・・・」
イメージ 14

天子山景区に到着。
天子山の一番の見所、”玉筆峰”
「すばらしい!」の一言。
イメージ 1

廃墟になりかけている天子閣に
登って見る玉筆峰。
カメラにはおさまりきらない大空間に
石柱がにょきにょき生えていた。
イメージ 13

景区内の絶景ポイントのひとつ。
人の波で、もみくちゃだ。
しかも割り込み天国。
イメージ 15

木の棒は「岩をささえている」ことから
丈夫な腰を祈願するものらしい。
イメージ 16

イメージ 17

新宿の高層ビル群のような
石柱林がどこまでも広がっています。
イメージ 18

■12時30分
シャトルバスで袁家界(えんかかい)景区へ移動。
観光センターの上には・・・
イメージ 19

アバターがいた!
阿凡达=アバター」の文字もデカデカと。
そう、袁家界はアバターのロケ地なんです。
イメージ 20

まずは、”天下第一橋”へ。
2つの石柱の上部だけがつながって
橋のようになってます。
イメージ 21

下をのぞくとすいこまれそう。
イメージ 50

イメージ 56

天下第一橋の天辺付近は
ものすごーーく混雑していた。
人垣の向こうにしか景色が見れない・・・
イメージ 22

そこで天辺付近はスルーして、
人通りの少ない裏手の道へまわりこんでみると、
180度、石柱林がひろがっていた。
絶景だ。
イメージ 23

イメージ 24

イメージ 51

歩くことしばらく。
乾坤柱(けんこんちゅう)” が現れた!
アバターの冒頭で出てくるアレです!
現地の一部の地図では”乾坤柱”でなく
阿凡达浮山”で載っていた。
アピール感がものすごい。
イメージ 25

下の方が細くなっていて、
すごいバランスでそそり立ってる!
イメージ 26
 
割り込み放題の中国人を押しのけて、
アバター青い翼竜またがる。
イメージ 53

どこかに細ーい滝が
あったはずなんだけど・・・?
イメージ 52
どんだけ歩いても、
右手には石柱林が広がっている。
イメージ 27

イメージ 28

■15時40分
ようやく金鞭渓へ歩いて下りる道の
分岐点に到着。
大半の人がエレベーターに乗って下りるので、
ここから先は、静かに自然を味わえる
絶好のハイキングコースだった。
イメージ 29

「あ、階段だ」
階段に使われている模様のついた石は
化石なんだって。
イメージ 30

「ずーーーっと階段だ・・・」
イメージ 31

石柱のふもと付近まで下りてきたのかな?
イメージ 32

遊歩道には点々と売店があります。
イメージ 33

石柱の間をすりぬけるように下りていく。
川の流れも見えてきた。
イメージ 46

でも、いつまでも階段が続く・・・
塔ノ岳の大倉尾根も真っ青の階段っぷり。
登ってくる人は息を切らして汗だくだ。
このルートの9割以上は階段だった。
イメージ 34

■16時30分
約1時間で下りきりました!
見上げる石柱に夕方の陽射しがあたり、
とてもきれい。
イメージ 35

■17時35分
水绕四門バス停到着。
シャトルバスで武陵源ゲートへ帰る。イメージ 36

この日の夕飯は土家(トゥチャ)族名物の三下鍋!
保存用の干肉(ホルモンっぽい部分もあり)、
きゅうり、ジャガイモが入っていて、
途中で白菜を投入します。
白いご飯との相性ばっちり!
辛いのは苦手なので唐辛子はぬいてもらった
そして左にあるのは牛肉炒め。
これだけは辛味をぬいてもらわずに
オーダーしてみたところ・・・
イメージ 37

「すごく美味しいけど、からーーーい!」
こんだけ入っていると完食はムリ。
牛肉だけ食べて、唐辛子は残してしまいました・・・
イメージ 38

◆2017年4月23日(日)
翌日は、金鞭渓ハイキング。
※詳しくは1つ前のブログで。
ハイキング後、
森林公園ゲートから市内バスで
張家界駅に戻る。
奥に見えるのは天門山と、
天門山までつながるロープウエイ。
なんと全長7km!
イメージ 39

石柱林とはもうお別れ。
楽しい1日半だった。
ここからは上海まで寝台列車21時間の旅だ。
・張家界駅/15:56→上海南駅/翌日12:58
イメージ 40

車内販売のお弁当。
カサ増しともとれるが、
おかずの下にもお米があり、丼風になっている。
けっこうなボリューム。
イメージ 41

いくつもの街と、
大きな川を横切って列車は走る。
イメージ 42

◆2014年4月24日(月)
■13時10分
定刻より遅れること約15分。
海南駅が見えてきた。
21時間の列車の長旅も、もう終わり。
寝台個室で一緒になった
タイ出身のマイ君とチャさんと
いろんな話しをした。
(英会話がもっとできれば、と痛感・・・)
マイ君とチャさんのおかげで、
すばらしい旅のしめくくりとなった。
どうもありがとう!
またどこかで会おうね!
イメージ 48

帰国便まで数時間。
外灘(バンド)で遅めのお昼ご飯をとる。
昨日までの石柱林とはうって変わり、
近代的なビルがおもちゃのようにそびえていた。
イメージ 43

古い町並みもすてき!
イメージ 44

地下鉄で空港までいけるけれど、
リニアモーターカーを初体験してみた。
浮かんで走るから、列車のガタンゴトンがなく、
とても静かで快適だった。
ものの1分で時速300kmに到達。
空港まで約30km。
たった8分で到着した。
イメージ 45

帰国便は2時間近くの機材遅れ。
羽田に着いたのは日付が変わって
深夜1時だった。

イメージ 47

■今回のスケジュールと運賃など
(※1元=約17円 ※全て1人分)
●1日目
関空08:10→武漢11:05(現地時間)
 (春秋航空9C8788/4539円)
武漢15:18→長沙16:36
 (高速鉄道G405/164.5元)
・長沙20:36→張家界07:30
 (快速旅客列車K9031/275元)
●2日目
・張家界駅→武陵源ゲート
 (市内バス/20元)
・終日武陵源観光
 (武陵源入場料/248元/3日間有効)
 (天子山ロープウエイ/72元/片道)
・張家界マップ/10元
・三下鍋・牛肉炒め・ナス炒め・地ビールなど
(全部で150元=1人あたり75元)
  (三下鍋単品2~3人分だと85元)
武陵源にて宿泊
●3日目
・午前中まで武陵源観光
・森林公園ゲート→張家界駅
 (市内バス/15元)
・張家界15:56→上海南13:15
 (快速旅客列車K808/527.5元)
●4日目
・飛行機の時間まで上海外灘プチ観光
・龍陽路→浦東空港
 (上海磁浮/50元)
・上海19:05→羽田23:00 (定刻)
 (春秋航空9C8515/12,300円)