◆2019年4月21日(日)
秋からしばらく、旅行ばかりで
山とは遠ざかってしまった今日この頃。
少しずつ登山スイッチをオンにしていこう。
シーズンの幕開けは鹿児島の2座。
飛行機から見下ろす富士山。
御鉢の上にぴったりサイズの雲がのっかていた。
11時30分頃、鹿児島空港に到着。
翼の下に霧島の稜線がきれいに見えている。
とてもいい天気なので、
今日のうちに高千穂峰に登ることにした。
急いで高千穂河原へ向かう。
■13時20分
高千穂河原ビジターセンター出発。
平らな道は古宮址への参道。
3分ほどで霧島神宮古宮址前に到着。
遅い出発なので鳥居の前での一礼にとどめた。
正面の山肌にたくさんの登山者が
へばりついているのがよく見える。
がんばろう!
古宮址の右手から登山道に入る。
最初は木々に包まれた石畳や石段の道を進む。
■13時40分
登山道が火山礫に一変。
一気に歩きにくくなった。
砂と格闘中…
砂浜を登っているみたい。
でも、振り返ると
出発したビジターセンターが小さく見えた。
疲れが一瞬取れた。
おーー!溶岩ゴツゴツ!
どこを歩いても上には行けるが、
斜面右手の黄○に沿うルート取りが歩きやすい。
もくすぐ稜線。
登り切ったら・・・
■14時05分
どーーーーん!!
これは、スゴイ!
「三原山よりだいぶん大きいやん!
富士山クラスちゃうか」
御鉢の迫力は感動モノだった。
山頂も顔を出している。
御鉢を右手に見ながらゆったりと馬の背を歩く。
左手の霧島連山。
九州の山は空間が大きい。
火口と桜島と霧島を楽しみながら、
次の登りに備える。
大河ドラマで吉之助さぁと一蔵どんが
すれ違っていたシーンはこのあたりかな?
左手も見事にえぐれてます。
■14時25分
火口から少しだけ下りると
鞍部の背門丘(せとを)に出た。
元宮に参拝して、あと480m!
ここから2度目の直登開始!
あと220m。
あと200m。
180m。刻むなぁ~。
160m。
もうすぐ!
ちっちゃい逆鉾が小さく見えてきた!
■14時50分
山頂到着!
テレビで見たとおり小さい。
ずっと昔、ガイドブックで逆鉾の写真を
見ていた時はもっと巨大かと思っていた。
山頂からの眺めは雄大だった。
以前、嵐の中登った韓国岳も
今日は穏やかで丸い山容だった。
出来たての携帯トイレブース。
三角点は山座同定盤のすぐそばにある。
山座同定盤側からは比較的近くから
天之逆鉾を見ることができた。
龍馬が気に入ったという天狗もよく見てとれる。
逆鉾の下に腰をおろして
おやつタイムを始めたけれど、
虫が多いので鞍部まで戻ることにした。
■15時10分
下山開始。
富士山の下山を彷彿とさせる火山礫の下り。
右半分の階段ではなく左半分を
砂走の要領で歩く。
■15時25分
背門丘(せとを)の元宮到着。
10分程、2回目のおやつタイム。
馬の背からの下りに入る。
砂ゾーンまで下りてきた。
今日は登りはじめが遅かったので
下山の時間がとても気になっていたけれど、
ここまでくれば大丈夫。
九州は関東よりも日が長い。
登山者カウンター通過。
■16時30分
高千穂河原ビジターセンター前到着。
ビジターセンターに寄ると、
杖の貸出(100円)があった。
体中すっかり砂まみれ。
下山後は霧島温泉郷カジロが湯へ。
明日は、開聞岳ーーー!
■今回のコースタイム
【所要時間】約3時間10分
(休憩時間約30含む)
13:20 高千穂河原ビジターセンター
14:05 御鉢
14:25 背門丘
14:50 高千穂峰山頂(休憩①)
15:10 下山開始
15:25 背門丘(休憩②)
15:35 背門丘出発
16:30 高千穂河原ビジターセンター
■コース上のトイレ
高千穂河原ビジターセンター
(山頂に携帯トイレブース)
■主な費用
ビジターセンター前駐車場 500円/1回
■今日の温泉
霧島温泉郷 前田温泉カジロが湯 360円/1人
・霧島温泉郷唯一の立ち寄り湯
・7~21時は遅めの下山に大助かり
・石鹸やシャンプーは持参するか各100円で購入
・眺望はないが露天風呂あり
・水風呂やサウナもある
・素朴な味わいのある温泉
・温泉卵は100円