◆2019年4月22日(月)
今回の鹿児島は2泊3日。
幸いにも天気に恵まれ、
初日に高千穂峰、
2日目の今日はメインの開聞岳に
登ることができた。
あとは観光三昧!
■16時30分頃
タイミングよく貸し切り状態だった
たまて箱温泉の露天風呂。
お湯につかって眺めた絶景の
感動冷めやらぬ中、
線路の始まりと終わりを見るべく
枕崎駅へ向かう。
■16時50分頃
日本最南端の駅、西大山駅。
幸せの黄色いポストは6年前と変わってない。
変わったところと言えば、
バス1台分の中国人観光客がいた点か・・・
なんだかワサワサしたムードが漂っていた。
プラットホームは開聞岳のビュースポット。
どこから見ても端正な三角錐が
いい距離感で堪能できる。
「さっきまであの頂上にいたんやな~」
ホームにいるのはほぼ中国人。
最南端駅の情緒にひたる気にもならず、
次の駅へ移動しようとしたら、
踏切が鳴り出した。
偶然にも56分の列車がやってくるみたい。
時刻表は全く意識せずに駅にやってきたので、
「これはラッキー」と急いでホームへ逆戻り。
この駅に到着した時に
時刻表をチェックしていれば、
「日本最南端の駅」の標柱と
列車と開聞岳の3点セットを
1枚の写真に収めることができたのに。
ちょっと残念。
乗降客は誰もいなかった。
朝、登山口へ向かう途中に見えた
山のふもとにひっそりと佇む東開聞駅が
やけに印象に残っていた。
枕崎への通り道なので、さくっと寄ってみよう。
遠くから見ても、近くに来ても、
ひっそり感が半端ない。
それでいて、何か懐かしさを感じる駅。
枕崎へ向かう道は
きれいな海岸線に沿って走っている。
開聞岳ももう見納め。
次、見ることができるのは
屋久島へのフェリーからか、
東南アジア航路の機内からか・・・
一体、いつになるんでしょう?
■18時10分頃
やってきました枕崎!
さっそく線路を見にいこう。
なんだか駅の周辺が新しいような・・・
後で調べてみたら、
2013年4月に民間寄付金により
完成した駅舎とのこと。
入場券を購入せずに見ることができます。
「おーーー!これかぁーー」
さいはてロマン?あふれる枕崎。
これだけのことなんだけど、とても満足。
この線路の終点は稚内。
遠い旅だなあ。
利尻岳に行くことがあったら
稚内駅にも絶対行こうとこっそり思った。
もう6時半。
この時間からだと火之神公園も
かつお公社も行けないので、
駅前のスーパーをウロウロしてみた。
さすが地元!かつお製品がずらっと並ぶ。
これも、さすが地元!
ずらっと並ぶ一升瓶!
車に戻り、スーパーで買った
かつおのたたきを食す。
冷たくて、とっても美味!!
夕食は「とんかつ竹亭鹿屋本店」で。
黒豚上ロース定食がなんと1100円!
あまりのおいしさに、
翌日の夕食も竹亭に足を運ぶことになった。
◆2019年4月23日(月)
■10時00分頃
鹿児島最終日。
今日は朝から雨が降ったりやんだり。
桜島もこのとおり、雲の中。
午前中は「維新ふるさと館」で歴史をたどる。
前回の来館から約6年。
一部分、大河ドラマ仕様に変わっていた。
維新ふるさと館を見学後、
西郷隆盛生誕の地を経て、
大久保利通像まで川沿いを散歩。
■12時30分頃
今日のお昼は熊襲亭のお楽しみコース。
揚げたてのさつま揚げ、
とろとろの「黒豚のとんこつ」が
とてもおいしかった。
今回は、天気次第で、
最終日にも山のぼりができるよう、
帰りの飛行機は最終便を予約していたので、
まだ時間に余裕あり。
腹ごしらえがすんだら、仙巌園見学へ。
■13時30分頃
仙巌園はとても手入れの行き届いた
すばらしい庭園だった。
錫門。
園内のところどころに
ロケ案内板が立っている。
鶴灯篭。
曲水の庭。
この石階段も大河ドラマのロケに
使われたとのこと。
桜島展望ポイント。
桜島がすばらしくよく見えるけど、
雲だけはどうしようもない。
御殿内を観覧し、
最後に尚古集成館を見学。
■16時20分頃
バスが何台も停められるだだっ広い駐車場。
今は車1台も見当たらない。
雨のそぼ降る中、駅舎へ向かう。
小さな公園を抜け、現れたのは・・・
百年の木造舎「嘉例川駅」
古いけれどとても丁寧に使われているのが
伝わってくる。温かい駅舎だ。
誰もいない。私たちだけ。
タイムスリップしたかのよう・・・
窓口には手作りのプリントが置いてあった。
昨日に引き続き、時刻表を気にせず
ふらっとやって来た駅だけど、
運良くあと5分程で
列車が来るではありませんか!
改札を抜けてホームへ。
やがて音のない駅に踏切の音が鳴り響いた。
やっぱり誰も降りない。
相変わらずホームには私たちだけ。
動力音が空間を満たしていく。
もちろん発車の合図も警笛も何にもなく
動き出す列車。
また静けさが戻った。
土日の駅弁は大人気とか。
その時間には上の駐車場もいっぱいになって
駅舎も賑わっているんだろうな。
でも、私は誰もいない、音のない駅に
来ることができてとても良かったと思う。
成田への飛行機は19時50分発。
早目の夕食に2夜連続の「竹亭」へ。
空港へはかなり大回りになってしまうけれど、
イオン隼人国分まで車を走らせた。
山のぼりは言うまでもなく、
温泉、歴史、鉄道、グルメと
魅力満載の鹿児島3日旅だった。