◆2021年7月26日(月)/6日目
利尻・礼文をめぐる旅もいよいよ最終日。
飛行機は定刻5分遅れの13時20分、
空港連絡バスは駅前ターミナル11時55分発。
宿をチェックアウトし、荷物をコインロッカーに
預けるために、まず稚内駅に向かう。
稚内駅は言わずと知れた日本最北端の駅。
「始まりにして終わり」まさにロマンの駅である。
踏み切りから見る駅のホームと線路の終わり。
遠くに白と黒のバッテンを確認。
線路に沿って歩いていくとホームがよく見えた。
柱に「枕崎駅より3099.5km」
「西大山駅より3068.4km」のプレートが。
いいねぇ~!!
「日本最北端の駅」のモニュメントは
立っている場所のせい?存在感薄いなぁ。
埋もれちゃってる感が否めないと思いませんか?
ここからは駅舎のある複合施設「キタカラ」に入る。
最北端の線路!…は、
駅舎の中からガラス越しにしか見られないのか…
ちなみに、これが線路の南端。
ここから3099.5kmの地に、今立っているのだ!
西大山駅。
植栽なんかに北国と南国の違いを感じるね。
最西端の平戸口駅はすごーく前に旅しているので、
残すは東根室駅で東西南北コンプリートやね。
「よし!ホームへ入ろう!」と、
券売機に向かうが、入場券ボタンが見当たらず、
窓口はというとひっそり静まり返っていて、
人影もなく、閉まっているとしか思えない…
それでも窓口に近づくと、
「電車が来る時間以外は窓口業務は休止します」
という内容の張り紙がしてあった。
なんてこった!(コロナのせい?)
とはいえ、見るモノはほぼ見たし、
入場券や来駅証明書は集めていないし、
まあまあ満足したし…これにて北端駅見学は終了。
駅舎を出ると、
ここにも「日本最北端の線路」モニュメントが。
最北端の線路が延びた先にあるのが、
北防波堤ドーム。「うひょーーー!長い!」
海面からの高さは14m、柱間6mで円柱70本。
長さはなんと427m!
大きさもさることながら、オシャレなデザイン!
防波堤ドーム横の階段の上から町を見る。
駅周辺も商店街も、とにかく人影がない・・・
たくさん車が止まっているけれど、
人が誰も歩いていない・・・どこへいった???
霧もあいまって、最果て感が半端ない。
防波堤ドーム近くにあったマップ。
表記は日本語、英語、ロシア語、中国語。
「うわぁーロシア語やぁ」
約6時間半の船旅とのこと。
・・・と、ここまでは初日のキロク。
最終日の今日は、初日とはうって変わって
稚内には青空が広がっております。
■9時50分頃
稚内駅からの散策は氷雪の門へ。
北門神社の境内から散策路が伸びている。
早くも色づき始めていたナナカマド。
この辺りを歩いてい時、鹿と遭遇した。
■10時10分頃
氷雪の門に到着。
氷雪の門は樺太島民慰霊碑である。
よく晴れた日にはこの門の向こうに
異国となってしまった樺太の島影が浮かぶという。
左隣には九人の乙女の像があり、
慰霊碑の中央には、乙女たちの別れの言葉
「皆さんこれが最後です
さようなら さようなら」と刻まれていた。
洋上はおそらく香深港からのフェリー。
展望休憩所(向かって一番右端)で
何となくソフトクリームを買ったのだが、
濃厚な味で驚いた。
美味しいソフトクリームを食べながら、
稚内港と市街地の一部をながめる。
奥に霞んでいる陸地の北端が、
たぶん宗谷岬なんだろうな。
帰りは車道を歩いて市街地に戻った。
相変わらず静まり返った商店街・・・
■11時00分頃
稚内駅に戻り、事前に
キタカラ内のバスターミナルの窓口で
空港連絡バスの切符(700円)を購入。
残った時間でフードコートで軽食をとった。
空港連絡バスは11時55分発。
所要時間は約35分。
行きも帰りも乗客ぎっしり。
早目に並んでおいたのは正解だったな。
自然豊かな美しい風景を思い出しながら
空港に向かった。
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最果ての島へ②!利尻島→礼文島~ペシ岬展望台!標高90mから見渡す海と山の絶景 - じぶんの一歩
■旅のスケジュール
2日目 利尻山登山
3日目 利尻島一周観光
5日目 礼文岳登山
6日目 稚内→羽田
■主な運賃
・マイル+おともdeマイル割引利用
稚内→鴛泊フェリー2等 2,550円/1人
鴛泊→香深フェリー2等 920円/1人
香深→稚内フェリー2等 無料
・礼文島ウエルカム&バックキャンペーン2021を
利用し、無料で乗船
・本来の運賃は 2,850円/1人
香深港⇔内路路線バス 620円/1人/片道
利尻観光バス 3,300円/1人