■1991年12月9日(月)
コーラの看板は波にのるサンタクロース。
そう、オーストラリアは真夏のクリスマス。
照りつける太陽のもと、
エアーズロックをめぐる。
ケアンズから2時間ちょっと。
サンゴ礁の楽園から、赤い大地へ降り立つ。
アリススプリングスの空港から
バスでウルルに入り、
マウントオルガとエアーズロックの
夕暮れを見に行く。
転がる岩は人の背丈ほどもある。
不思議な景色。
生えている草も見慣れない。
ポスターのように赤く染まるエアーズロックを
想像していたら、たいして赤くならなかった。
肩透かしをくらったようだった。
ふたりの足跡を残してホテルへ戻る。
■12月10日(火)
サンライズツアーのあと、
いよいよエアーズロックの頂へ!
時計は6時30分を指している。
ウルルではしょっちゅう水分補給をしないと
ひからびてしまう。
水1Lをかついでレッツゴー!
急なのぼりなので、
休みながらぼちぼち歩きます。
てっぺんに到着!
山頂方位盤の下には赤いノートがあり、
サインを記してきました!
山頂からは360度の地平線!
みごとです!!
風がめちゃくちゃ強い。
とばされそう!
昨日訪れたマウントオルガも。
あまりに風が強いので
くぼみにはまりこんで休憩。
この一枚岩、
近くでみるといろんな表情をしています!
2時間半ほどでふもとに戻り、
エアーズロックをぐるっと一周。
「ムチジュルの泉」は一年中枯れることが
ないんだって。
アボリジニアートも間近に。
赤い大地に真っ赤な夕焼け。
この日の星空観察ツアーは
人生で最高の夜空が待っていた。
地平線の上には無数の星。
マゼラン星雲までぼうっと浮かんでいた。
■12月11日(水)
1日1便のシドニーへの飛行機が
エンジントラブルで
欠航となってしまった。
仕方がないので、空を飛んでみた。
マウントオルガのむこうに
エアーズロックが小さく見えている。
この日は航空会社のペナルティで
シェラトンホテルに宿泊させてもらった。
現金が底をつきていて、シドニーでは
カップラーメンの予定だった夕食は、
コースディナーに変更となった。
なんか得した気分!?
この次の山のぼりは、実に22年後。
2013年の屋久島白谷雲水峡まで
長ーいお休みに入ることになった。